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逆襲への1勝を“釣り上げ”、宿敵にサケを釣らせる。9日の首位ソフトバンク戦（エスコンフィールド）に先発する日本ハム伊藤大海投手（28）が、モイネロと今季6度目の投げ合いに臨む。チームは前カードのオリックス戦で3連敗を喫し、ソフトバンクとは4ゲーム差をつけられた。大事な1戦へ向け8日、エスコンフィールドで調整し「絶対勝たなきゃいけないゲーム」と気を引き締めた。
優勝争い大詰めとなり、急にチームの勢いがなくなってきた。前回登板した2日ロッテ戦で13勝目を挙げた伊藤は、北海道に戻り自チームとソフトバンクの試合を並べて観戦。わずかな雰囲気の違いを感じていた。「うちは必死で頑張っている印象はありますが、殺気を感じない。こっちから食ってかかりそうな雰囲気を明日、チームに伝染させたい」と思い描いた。
自身と同じ海釣り好きのモイネロとは、クライマックス・シリーズ（CS）開催場所での釣行を約束をしている。伊藤は「モイネロが『サーモンを釣りたい』と言っていたので釣らせてあげたい」。1位日本ハム、2位ソフトバンクなら、CSファーストステージ次第で、北海道でのファイナルステージ対戦が実現する。サケ釣りシーズンである10月の北海道にモイネロを招くため、まず6度目の直接対決を制し、逆転優勝への流れを呼び込む。【永野高輔】
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