
住吉美紀、渡辺美里さん
◆盟友・小室哲哉との思い出
住吉: 40周年を迎えた今、デビュー当時を振り返るとどんなことが思い浮かびますか?
渡辺:レコードデビューをする前から私は“ラジオ”に触れさせてもらって、このTOKYO FMでもいろいろな番組を担当させてもらっていたんですけど、(当時は)ツアーをやっているか、ラジオのスタジオにいるか、レコーディングスタジオにいるかっていう感じで、週に3回はラジオをやっていたんですね。それで今、またラジオ番組を担当させていただくことが増えたので、コンサートのなかでも“BITTER☆SWEET ULTRA POP RADIO”というのを作って、そこでトークのコーナーなどを設けていたりします。
住吉:おぉ〜、そうですか!
渡辺:40年目にしてデビュー当時と同じくらいの濃度のラジオ番組をまた……。ラジオって巡るじゃないですか。今はradikoがあったりして自分の好きな時間に(聴ける)。それこそ年代を問わず、好きなものに出会えるきっかけが増えたこともあって、そういうふうになったんだと思います。
住吉:たまたまなんですけど、昨日「Blue Ocean」にTM NETWORKがゲストにいらして、SNSでは「TMNのあとに美里さんが来るなんて、ラインナップが熱い!」とありましたが、美里さんは(TM NETWORKの)小室(哲哉)さんとはデビュー当時からのお付き合いだと思いますけど、当時の小室さん、または(小室さんが作曲した)「My Revolution」についてのエピソードでシェアしていただけるものはありますか?
渡辺:このことに関してはあちこちでみなさん聞いてくださるので、もはや秘話ではないと思いますけど(笑)、東京・中目黒にあるスタジオで1985年にリリースしたデビューアルバム『eyes』を作っている頃に、「My Revolution」の叩き台みたいなものを小室さんがスタジオに持ってきてくれて。それで私が作業しているところで(小室さんが)ピアノで「こんなのできたんだけど……」って言って弾いてくれて。それに合わせて私も「ラララ♪」で歌ってみて、すごくいい曲、いいメロディだなって思って「これはいいね!」って言って歌ったのを思い出しますね。
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渡辺:でも、(初めて聴いたときは)身体中にワッと鳥肌が立って「これはすごくいい曲!」って思いましたね。まずメロディが素晴らしかったのと、川村真澄さんが作ってくれた歌詞、それに大村雅朗さんがアレンジしてくださったサウンドも。80年代っていう感覚もあるかもしれないけど、いつなんどき聴いても私自身が歌ってもすごく新鮮な気持ちになれるアレンジで、それら全部が一体となっているからこそ、長くみなさんに好きと思ってもらえる曲になったんだろうし、出会った瞬間からヒットするとまでは分からなかったけど、いい曲だなって思いました。
現在開催中の全国ツアー「渡辺美里 40周年 BITTER☆SWEET ULTRA POP TOUR 2025」の詳細は公式Webサイトまで。
来週9月15日(月・祝)〜のゲストは、(月)馬の骨(堀込泰行さんソロプロジェクト)、(火)小谷実由さん、(水)調整中、(木)汐れいらさん、(金)若菜まりえさんです。
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜〜金曜9:00〜11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/bo/
番組公式X:@BlueOceanTFM
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