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<カーリング五輪最終予選代表決定戦:フォルティウス7−6SC軽井沢ク>◇14日◇女子決勝◇第2戦◇稚内市みどりスポーツパーク
フォルティウスがSC軽井沢クに勝利し、26年ミラノ・コルティナ五輪最終予選(12月、カナダ)代表に逆王手をかけた。通算2勝2敗とし、決勝最終戦に決着を持ち込み、五輪へ望みをつないだ。
負けたら五輪出場が消滅する崖っぷちから、代表まであと1勝に迫った。点を取り合う展開で、勝負は7−7の最終第10エンド(E)へ。有利な後攻でスキップ吉村紗也香(33)が最終投でハウス(円)中心に向かってドローショット。ストーン(石)は狙いより少し奥に進んだが、相手の石に当たって止まり、ナンバーワンを獲得。決勝点を奪った。吉村は「まずはほっとしています。最後ショットが長かったので、相手の石に救われました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
13日のタイブレークでロコ・ソラーレを退けて、SC軽井沢クとの一騎打ちの決勝に進出。第1戦では3−11で黒星を喫し、後がない状況に追い込まれた。ただ1次リーグでも2連敗からの2連勝で勝ち上がり、粘り強さを発揮している。「もうやるだけです。勝ってみんなで喜びを分かち合いたい」と吉村。約3時間後に始まる決勝最終戦。勝った方が五輪挑戦権をゲットする。大一番に向けて気持ちを高めていた。【保坂果那】
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