ホワイトキャップスで活躍するミュラー [写真]=Getty Images バンクーバー・ホワイトキャップスに所属する元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、メジャーリーグ・サッカー(MLS)史上初の快挙を達成した。14日に公式サイトが伝えた。
下部組織を含めて四半世紀在籍したバイエルンで数々のタイトルを勝ち取ったミュラーは、今夏の契約満了に伴い、バンクーバー・ホワイトキャップスへフリー移籍。出場2試合目のセント・ルイス・シティ戦で移籍後初得点を記録すると、36日の誕生日となった9月13日の第32節フィラデルフィア・ユニオン戦では2つのPKなど3ゴール1アシストの活躍で7−0の大勝に導いた。
MLSによると、ミュラーは同リーグ史上初めて、誕生日にハットトリックを達成した選手となった。試合後、「僕にあるのはバースデーではなく、マッチデーだ。友人たちから何本か電話があったが、皆同じことを言ってた。ゴールを決めろってね。そして僕たちはそれを実現したんだ」と“ミュラー節”で飄々と語った。
「フィラデルフィアはそれでもまだリーグのトップに立っている。彼らに7−0で、しかもホームで勝ったのは、とても特別な日だ。このチームで僕が気に入っているのは、僕がこれまで出場した3試合すべてで見てきたように、僕たちが決して立ち止まらないところだ。リードしていても、追い上げられていても、引き分けでも、僕たちは決して立ち止まらない。それが、今シーズン残りの試合、そして将来に向けての僕たちのメンタリティであるべきだと思う」
GK高丘陽平も所属するバンクーバー・ホワイトキャップスは、東地区で3位、全体で6位に位置しており、すでにMLSカップ・プレーオフの出場権を獲得している。レギュラーシーズン残り6試合で地区優勝とサポーターシールド獲得(総合優勝)を目指す。
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