
京都府の向日市社会福祉協議会が、高齢者の居場所作りの一環として同市上植野町の畑「なないろ」を運営し始めて半年以上がたった。農作業を行った高齢者らからは、人と関わることができてうれしいと声が上がる。収穫した野菜は社協で販売したり、子ども食堂に提供したりして地域で喜ばれている。
社協は今年1月に農家から約千平方メートルの畑を借りた。赤い羽根共同募金を資金に活用して整地。ボランティアの協力も得てジャガイモやニンジン、ズッキーニを栽培している。
長年引きこもっていた高齢者など4人の参加者が5月から野菜を収穫した。金銭的な報酬は得られないが、作業を通じて他者と交流し、就労のきっかけにしたい考えだ。
農薬などを使わずに育てたジャガイモを、複数のかご一杯に収穫した。参加者は野菜を持ち帰り、調理して食べたという。社協の担当者は「居場所ができたという声を聞いた。初めての取り組みとしては大成功」と語る。
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ジャガイモは同市寺戸町の社協で、1袋100円で販売した。代金は次に育てる苗の購入費に充てる。生活困窮者などに振る舞う「社協カレー食堂」の具材にしたり、地域の子ども支援団体に提供したりもしている。
(まいどなニュース/京都新聞)
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