今日16日も猛烈残暑 大分・日田で歴代の国内猛暑日最多タイ 北から雨で急に秋めく

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2025年09月16日 16:08  日本気象協会

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日本気象協会

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今日16日も全国的に厳しい残暑となり、特に東海から九州では35℃以上の猛烈な暑さも。大分県日田市では今年62日目の猛暑日となり、日本国内で観測された年間猛暑日日数の歴代最多記録に並びました。明日17日から秋雨前線の南下で、北から雨がザっと強まると一気に秋めく。

大分県日田市で62日目の猛暑日 国内の歴代最多猛暑日記録に並ぶ

今日16日も全国的に厳しい残暑となり、特に東海から九州では35℃以上の猛烈な暑さになった所もありました。(午後4時までの猛暑日は44地点)
大分県日田市では35.4℃まで上がり、これで今年62日目の猛暑日に。これまで日本国内で観測された年間猛暑日日数の歴代最多記録は2024年に観測された福岡県太宰府市の計62日ですが、今日16日はこの過去最多記録に並びました。

全国で最も気温が上がったのは京都市で、最高気温は36.7℃(今年61日目の猛暑日)でした。名古屋市では35.6℃(今年52日目の猛暑日)、大阪市では35.5℃(今年45日目の猛暑日)まで上がり、過去の猛暑日最多記録を未だに更新し続ける、異例の残暑となっています。

東京都心は33.3℃まで上がり、最小湿度は60%と体に堪えるような蒸し暑い空気に包まれました。
仙台市でも30℃を超え、札幌市でも29℃近いなど全国的に9月のこの時期としては厳しい暑さとなりました。

明日17日以降、秋雨前線が南下 猛烈残暑にやっと変化

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明日17日も、夏の高気圧はほとんど停滞したままで、本州付近を南から覆うでしょう。一方、明日17日にかけて北海道付近を低気圧や前線が通過し、日本海沿岸にも別の前線が近づく見込みです。

週間天気図にも表れている秋雨前線の南下によって、雨がザっと強まり、北から秋の空気が流れ込んでくる見込みです。いつまでも続く猛烈な残暑から一転し、この先の気温は大きく変化しそうです。

前線南下で涼しく 東京など10月並みの気温に

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秋雨前線の南下に伴って、北日本から気温がガラッと変わるでしょう。
明日17日以降、札幌市では最高気温が23℃前後に落ち着き、21日には20℃を下回る見込みです。
東北も暑いのは明日17日までで、その後は25℃に届かない日がほとんどでしょう。

関東は明日17日は35℃前後まで気温が上がり、明後日18日まで厳しい暑さが続きます。ただ、前線の南下に伴って18日は北部からザっと雨が強まり、厳しい暑さが急に落ち着きそうです。19日と20日の最高気温は東京都心で24℃と10月上旬並みになるでしょう。

猛烈な暑さが続いた東海から九州にかけても、35℃に迫る予想は明日17日までで、18日以降は日に日に気温が低くなるでしょう。そろそろ秋物の準備をしておくと良さそうです。

前線南下に伴う雨がきっかけで秋めいてきますが、日本海側だけでなく、太平洋側でも局地的に雨が強まるでしょう。都市部でも局地的に激しい雨や雷雨となるため、道路の冠水や低い土地の浸水などにご注意ください。

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