有害鳥獣として駆除されたイノシシを思いがけない料理に調理していく動画がInstagramに投稿されました。記事執筆時点でこの動画の再生数は93万回を突破し、“いいね!”は1万5000件を超えています。
動画を投稿したのは田舎暮らしを楽しむ、ぬしす(@nushisu_)さん。以前は花壇を荒らすナメクジ対策の動画が話題になりました。今回は知り合いの猟師さんとともに解体したイノシシを調理する動画です。
猟師さんらとともに、大人5人がかりで捕獲されたイノシシをさばいたというぬしすさん。お肉を持ち帰った翌日、ぬしすさんはたっぷりの野菜を使ったカレーを作り始めました(イノシシは、仕留めた猟師が自家消費のために解体する場合は食品衛生法に抵触しません)。
年々深刻になっている獣害問題ですが、イノシシは駆除されたあと、ほとんどが自治体が指定する方法で埋設処分、または焼却処分されるのが現実なのだとか。ぬしすさんの知り合いの猟師さんは、何にも使われることなく処分されてしまうイノシシたちの状況に心を痛め、さばける人を増やそうと活動をしているそうです。
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そんな猟師さんとともにさばいたイノシシのお肉を、ぬしすさんは手際よく処理していきます。まずロース肉は衣をつけてカラっと揚げておいしそうなカツに。ホロホロに煮込んだ骨周りのお肉はそのままカレーに混ぜ込みました。完成を待つ間、家にいるワンちゃんと猫ちゃんにも加熱したイノシシ肉をおすそ分けします。2匹とも興味津々の様子です。
作り始めてから約4時間、ついにイノシシのカツカレーが完成しました! 実食の感想は……とにかく「おいしい」。語彙力がなくなるほどの旨さのようです。ジビエにあると言われる臭みもなく、絶品の仕上がりとなりました。イノシシのカツカレー、その迫力に圧巻です!
投稿のコメント欄には「メチャクチャ美味そう」「害獣とは言え命ですから美味しく供養してあげるのは素晴しいことだと思います」「何でも大切にして生かすことが大事ですね」「いやあ、こんな食生活って素晴らしいですね。本当に羨ましい限りです」「メチャクチャ美味そう」「これは店で出せるレベル。栄養満点だし、絶対美味しい」「駆除するだけでなく、せっかくだから食べないとね。命に感謝しながら。猪の肉、美味いからね」などの声が寄せられています。命を無駄にせず活用するという考え方がすてきですね。
ぬしすさんは他にも、 Instagramアカウント(@nushisu_)で田舎暮らしの様子を発信しています。
画像提供:ぬしす(@nushisu_)さん
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