能登地震福祉避難所で不正受給疑い=社福法人前理事長を告訴―石川県羽咋市
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2025年09月16日 21:01 時事通信社

能登半島地震を受け開設された福祉避難所で人件費を不正に受給したとして、石川県羽咋市は16日、社会福祉法人「弘和会」(同県輪島市)の畝和弘前理事長に対する詐欺容疑の告訴状を県警羽咋署に提出したと発表した。同日、受理されたという。
羽咋市によると、福祉避難所の2024年1〜10月分の運営経費のうち、夜勤手当や宿直手当などの人件費計約1560万円を不正に請求し、受領した疑いがある。同年12月、勤務実態のない人件費が請求されているとの公益通報があり、同市が調査していた。
岸博一市長は「詐欺罪に該当すると思慮する悪質な行為だ。今後は警察の捜査に全面的に協力する」とのコメントを出した。
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