
3年連続でインフレが続いており、収まる気配もナシ。おまけに賃金は待てど暮らせど上がらない!
国や勤め先に期待してもラチが明かないなら、節約術や財テクを駆使して、セルフで"実質賃上げ"だ!! 未曽有の物価高を前向きに、明るくサバイブする知恵はこんなにもある! そこで【超最新版"国宝"級のちまちま節約術&財テク35連発】(全7回)を紹介。第4回は「娯楽」編。
*記事内の情報はすべて8月27日時点です。最新の情報は各種ホームページなどを参照してください。また、記事内の価格はすべて税込です
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財布のヒモが緩んでしまう娯楽のための出費。出費が大きいだけに、節約効果も大きいぞ!
●JAL・ANA株主優待券が暴落中! 理由は7700円セールだ
かつて金券ショップで大人気だったJAL・ANAの株主優待券が、近年大きく値を下げている。その背景には、航空会社自身が頻繁に打ち出す「公式セール」の存在がある。
「JALが不定期的に実施する国内線一律7700円の『タイムセール』などのほうが、株主優待割引後の価格を大きく下回ることが多いため、相対的な価値が下がったのです。
なので国内線を利用する際は、公式セールが開催されていないか、あるいは近日中に始まらないかをチェックするクセをつけましょう」(佐藤氏)
一方、優待券にも使い道はある。詳細は以下で!
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●急なフライトは「株主優待券」が最強の切り札!
急な出張や冠婚葬祭で、直ちに飛行機を手配しなければならない。早割などの割引が一切利かないそんなときこそ、JAL・ANAの「株主優待券」が真価を発揮する。
「搭乗日当日であっても、国内線の片道1区間の普通運賃がなんと50%OFFになります。株主でなくても金券ショップやネットオークションなどで購入可能なので、急な出張が決まったらすぐに手に入れましょう」(佐藤氏)
頭に入れておこう。
●箱根・秩父・日光へ激安で遊びに行く裏ワザ!
「箱根や秩父、日光といった関東近郊の人気観光地への交通費を劇的に浮かせる裏ワザが存在します。
それは、小田急、西武、東武といった私鉄各社が発行する株主優待の無料乗車券を、金券ショップで安く購入することです」(佐藤氏)
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最大の狙い目は、多くの優待券の有効期限が切れる5月末と11月末。この時期、特に月の後半になると、使い切れなかった個人株主からの売却が殺到し、市場価格が大幅に引き下がるからだ。
11月になったら金券ショップに寄り、安く手に入った無料乗車券で旅行するなんていかがだろうか?
●今年のふるさと納税は10月になる前に済ませろ!
ちょっとぜいたくな食材や、レジャー体験券などの返礼品が受け取れるふるさと納税だが、今年10月、ルールが変更される。
これまでポータルサイトを経由して寄付を行なうとポイントが得られたのだが、10月からはこのポイント付与が全面禁止になるのだ。
今のうちにポータルサイトを利用すれば数%から30%程度のポイント還元を受けられるため、ふるさと納税返礼品の受け取りと併せて二重にトクできる。
ルール変更直前ということもあり、最後のキャンペーンとして還元率アップ企画を実施しているサイトも多い。使って損をすることはないため、毎年12月にふるさと納税をするという人も、今年は絶対に9月中に完了させること!
●視聴ジャンル別オススメ動画サブスクはこれだ!
複数の動画サブスクに加入し、無駄な出費をしている人は1、2社に絞り込もう。
アニメが好きなら月額550円で6000作品以上が見放題、新作も過去の名作も豊富な「dアニメストア」が圧倒的に強力。
『イカゲーム』のような質の高いオリジナル作品を見たいなら「Netflix」、『VIVANT』のような話題の国内ドラマから最新バラエティまで幅広く網羅したいなら、見放題作品数No.1の「U-NEXT」が有力候補だ。
ディズニー、ピクサー、マーベル作品が好きなら「Disney+」一択、Amazonの配送料無料といった動画以外の特典も満載で、総合的なコスパに優れるのが「Amazonプライム・ビデオ」である。
さらに賢く選んで毎月の出費を削減するためには、「今月はNetflixで新作ドラマをイッキ見して解約し、来月はdアニメでアニメを見る」みたいに、1ヵ月ごとにサービスを乗り換えるのも有効だ。惰性で月額料金を払い続けるのはやめて、計画的に楽しもう。
取材・文/伊藤将史 写真/iStock イラスト/沼田健