日本維新の会のロゴマーク 日本維新の会は18日までに、7月の参院選の総括文書をまとめた。改選6議席から1増にとどまった結果について「党勢を低迷から飛躍へと転換できたとは言えない」と明記。「国民民主党や参政党など新興政党に票が流れ、幅広い支持層を取り込むには至らなかった」と分析した。
維新は参院選で、本拠地の大阪がある近畿圏以外の選挙区では勝利できず、総括文書は「全国政党化への道のりは遠い」と指摘。地方組織の充実や広報・SNS戦略の強化などを課題に挙げた。
「維新は新進気鋭の政党ではなく既存政党化している」とも訴え、「社会保障や経済政策で他党と明確に異なる立ち位置を示すことが重要だ」と提起した。