22年10月に交通事故により、81歳で亡くなったザ・ドリフターズ仲本工事さんの妻で歌手の三代純歌(57)が19日、東京地裁で、「週刊女性」の記事に関する名誉毀損(きそん)裁判の和解協議を行い、和解の不成立を発表した。
三代は22年11月発売の「女性自身」「週刊女性」「週刊新潮」に書かれた記事が虚偽であるとし、昨年、「3社が結託し悪質な捏造(ねつぞう)記事を掲載した」と主張。民事訴訟を起こすとともに神奈川県警本部に刑事告訴していた。
先月29日には口頭弁論に出廷し、「週刊女性」が掲載した、仲本さんが病院に搬送された際に「加藤茶氏が『仲本がこうなったのはお前のせいだ』と叱責した」など3つの記載が虚偽だと否定。「全国の人が見る機会があるものにうそを書いて1人の人間を追い込むのは『集団リンチ』だ」と怒りをにじませていた。
口頭弁論の終了後に「和解のつもりはない」と話していた通り、和解は成立せず。この日も協議後に「書いても名誉毀損(きそん)罪は安いから書け、というのは違う」とはっきりと口にした。
協議は15分程度で終了し、以前はあった週刊女性側から和解の提示も、この日はなかったという。裁判官に対して「和解してしまうと真実がうやむやになるのは嫌だ。1人の命がかかった大きな事件なのに、和解してしまえば世間に出ていかない。和解するわけにはいかない」と伝えたと明かした。
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これにより、裁判所の判決を待つことになる。判決は12月12日に下される。週刊女性側が記事の正当性を示す証拠や証人を出していないといい、三代は「勝訴の自信がある」としている。
また、週刊女性の他に「女性自身」「週刊新潮」の裁判も控えており、いずれも和解しない意向を示している。10月22日には「女性自身」に関しての裁判が行われる予定であることも分かった。
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