長寿番組“無期限放送中止”問題、米深夜トーク番組の司会者たちが一斉に反発

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2025年09月20日 06:10  ナリナリドットコム

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米深夜トーク番組の司会者たちが、一斉にジミー・キンメルへの支持を表明した。

保守活動家のチャーリー・カークさんが射殺された事件で、キンメルがタイラー・ロビンソン容疑者が「MAGA(Make America Great Again)運動に属する人物だ」と示唆したことを問題視した米放送局ABCが、長寿番組「ジミー・キンメル・ライブ!」を「無期限放送中止」とした決定に対し、9月18日、スティーヴン・コルベア、ジミー・ファロン、セス・マイヤーズらが番組内でユーモアを交えつつも強い批判と警鐘を鳴らした。

コルベアは「今夜、私たちは皆ジミー・キンメルだ」と語り、放送中止の背景にある政治的圧力を「露骨な検閲」と断言。「独裁者には一歩も譲ってはならない」と警告し、ABCの対応を「政権を満足させたと思っているなら甘すぎる」と皮肉った。さらに、自身のエミー賞受賞がこの騒動でかすんだことを冗談交じりに嘆いた。

ファロンは「キンメルは誠実で愛情深い人物」と称えつつ、「何が起きているのか誰にも分からない」と困惑を示した。番組では、トランプ大統領への批判を試みると突然ナレーションが割り込み、過剰な賛辞に差し替えられるという皮肉な演出も。

マイヤーズは「ア・クローサー・ルック」のコーナーで、表現の自由に対する政権の姿勢を分析。「これは民主主義における重大な瞬間」と語り、AIによる「検閲」を装ったジョークで笑いを誘いながらも、「自由な言論の原則を守るために立ち上がるべき時だ」と真剣な口調で訴えた。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20250997839.html



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