女優南果歩(61)が20日、都内で主演映画「ルール・オブ・リビング〜“わたし”の生き方・再始動〜」(グレッグ・デール監督)公開記念舞台あいさつに出席した。
家族や同僚たちに振り回され、心の余裕を失っていたバツイチのキャリアウーマンが、突然同居することになった米国人観光客との生活をへて、人生を振り返り、新しい生き方を模索するコメディー作品。「グレッグとは以前舞台でご一緒して、友だちとして行き来することはあった。初めてシナリオを書いて監督をするってことで、待ってました!って感じ」と出演を喜んだ。
続けて「日本の映画にも中年女性の活躍の場がやってまいりました!」と笑い、「人生はコメディーじゃないですか。つらいことも悲しいことも振り返れば笑い飛ばせる、そんなコメディー感と、文化的なギャップを抱えながらも人として引かれ合う、根源的に大事なことを描いています」と語った。
撮影は21年10月に行ったといい、「フェースシールドとマスクを着用して勧めていました」と語った。さらに「撮影期間は3カ月。朝から夜中まで、かなりブラック企業でした」と笑いながら振り返った。
最後に「今の世の中は他者との違いを認めるんじゃなくて、自分たちの文化を守りすぎるところがある。違いを認めて楽しめる余裕が必要。戦いや紛争の中にある今、映画を上映できる幸せをかみしめて、シンパシーを感じたり別の文化に興味を持つきっかけになったら」と訴えかけた。
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