16号車ARTAシビック佐藤蓮が連続ポール。DENSOスープラとNiterra Zが続き3メーカー三つ巴【GT500予選レポート】

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2025年09月20日 17:20  AUTOSPORT web

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ポールポジションを喜ぶ佐藤蓮と大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16) 2025スーパーGT第6戦SUGO
 9月20日、宮城県のスポーツランドSUGOで2025スーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』の公式予選が行われ、GT500クラスは16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT(大津弘樹/佐藤蓮)がポールポジションを獲得した。

 東北SUGOでの第6戦でシーズン後半戦を迎えた2025年のスーパーGT。GT500クラスは次戦となる第7戦でサクセスウエイトが獲得ポイント×1kgに半減されるため、獲得ポイント×2kgは今大会まで。必然的に年間を通して最も重いマシンでレースを戦うことになり、今回は8台がウエイト50kg+燃料流量リストリクター径の調整を併用したハンディキャップが課される。


■Q1:39号車DENSOの関口がコースレコードタイム更新

 午前の公式練習終了後、ピットウォークを挟んで行われた公式予選は14時05分にGT300クラスからスタート。コンディションは気温20度、路面温度26度となりやや肌寒さを感じさせるが、事前に予報された雨は降らず、第6戦の予選はドライコンディションで行われた。

 GT500クラスのQ1は定刻どおり14時38分に開始され、まず24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zの松田次生が先陣を切ってコースイン。その後もタイヤの温めやアタックのタイミングを図り各車がピットを離れ、残り6分20秒に14号車ENEOS X PRIME GR Supraが最後にコースに入った。

 徐々にタイムを上げた各マシンは残り2分でアタックに入る。まずターゲットタイムを記録したのは16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの大津弘樹で、1分9秒825をマーク。次に3号車Niterra MOTUL Zの三宅淳詞が1分10秒032で2番手に続く。

 その後も各車アタックを行うが、16号車ARTAのタイムは上回れず。そんななか39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraの関口雄飛が残り20秒で1分9秒365を記録。コースレコードを更新してQ1をトップで終える。

 そして燃料流量リストリクター3ランクダウンの1号車au TOM’S GR Supraは7番手で盤石のQ2進出。一方で8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT、19号車WedsSport ADVAN GR Supra、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT、12号車TRS IMPUL with SDG Z、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTはQ1敗退となった。


■Q2:16号車ARTAの佐藤が一閃。連続ポールを獲得

 続くQ2は15時16分にスタートし、引き続きドライコンディションでセッションは進んだ。このQ2もQ1同様に10分間で争われ、ここでも名取鉄平にドライバーが代わった24号車リアライズが真っ先にコースイン、16号車ARTAが続いてピットを離れた。

 それに続いたのは3号車Niterra、23号車MOTUL AUTECH Zという2台のZ。そして1号車auと37号車Deloitte TOM’S GR Supraのトムス勢が続き、14号車ENEOS X PRIME GR Supra、38号車KeePer CERUMO GR Supra、そしてQ1トップタイムの39号車DENSOは一番最後にサッシャ・フェネストラズがコースに入る。

 10台のマシンはタイヤを温め、残り2分30秒を切るタイミングで佐藤蓮の16号車ARTAからアタック開始。セクターベストで繋いだ佐藤は1分9秒122を記録してタイミングボードの先頭に。続いて23号車MOTULの千代勝正が1分9秒776、3号車Niterraが1分9秒586を記録するも、16号車ARTAには届かず。

 各車がアタックを行うなか、ディフェンディングチャンピオンの1号車auは山下健太が1分9秒692で記録し、燃リス適用ながらこの時点での3番手に飛び込む。セッション最後にはフェネストラズの39号車DENSOがアタックを行うも、1分9秒568で2番手まで。これで16号車ARTAと佐藤の2戦連続ポールポジションが決まった。

 3番手には3号車Niterraが入り、ホンダ、トヨタ、ニッサンの3メーカーがそれぞれトップ3に入った。4番手にはサクセスウエイト100kgの1号車auが続き、ヨコハマタイヤを履く24号車リアライズが5番手という結果になっている。

 スポーツランドSUGOでの2025スーパーGT第6戦は、翌21日の13時30分に300km、84周で争われる決勝レースのスタートが切られる予定だ。

[オートスポーツweb 2025年09月20日]

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