『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』©1980 GCC Films日本初公開から45年を迎える犯罪映画『ジャグラー/ニューヨーク25時』が4Kリマスターされ、12月5日(金)より全国にて順次公開されることが決定した。
元警察官のトラック運転手ショーン・ボイドは妻と別れ、一人娘キャシーと二人で暮らしていた。ボイドはキャシーの15歳の誕生日を祝い、学校に行くキャシーをセントラル・パークまで送っていく、二人にとっていつもと変わらない平穏な一日が始まるはずだった。
しかし突然、キャシーは見知らぬ車に引きずり込まれてしまう。目の前で娘を誘拐されたボイドは血眼になって後を追うが、途中で車の横転事故を起こし病院に搬送されてしまう…。
原作はアメリカを代表するベストセラー作家ウィリアム・P・マッギヴァーンの同名小説。監督はTVドラマ「刑事コロンボ」や「スター・トレック」などを手掛けていた、ロバート・バトラーが抜擢された。ロバート・バトラー監督は、「何よりも観客が息つく間もなく画面にのみ込まれ、たたみかけるアクションとサスペンスで圧倒する。臨場感が第一だ」と語っている。
1980年代にVHSが一度発売された以外は、権利問題から世界的に長らく鑑賞が困難な作品だったが、この度満を持して4Kリマスターされ、劇場のスクリーンに還ってくる。
公開情報と併せてポスタービジュアルも解禁。必死に追いかける主人公ボイドと、逃げる犯人ソルテックと誘拐されたキャシーの姿を捉えた2枚の躍動感あふれる写真を大胆に使い、「疾走!one hundred minutes!」というコピーと共に作品の臨場感が伝わってくるポスターとなっている。
映画人の中でも本作のファンは多く、クエンティン・タランティーノは「カーアクションが最高な映画!!」として、エドガー・ライトが『ベイビー・ドライバー』(2017)を制作する際に本作を薦めたという。エドガー・ライトはその時に初めて本作を観て、制作の参考にしたと語っている。
『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』は12月5日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。
(シネマカフェ編集部)