塩崎太智&加藤大悟、『タクミくんシリーズ』共演で意気投合! 同い年の2人が明かす「勇気を出してやってみたいこと」とは?

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2025年09月21日 09:10  クランクイン!

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(左から)塩崎太智、加藤大悟  クランクイン! 写真:高野広美
 1992年の刊行以来、累計500万部を超える大人気小説「タクミくんシリーズ」がついに初の連続ドラマ化。主人公の葉山託生(通称:タクミ)を演じるのは5人組ダンスボーカルグループ・M!LKのメンバーとしても注目されている塩崎太智。タクミの恋人・崎義一(通称:ギイ)を、ミュージカル『刀剣乱舞』の山姥切国広役や『ぽかぽか』などで知られる加藤大悟が演じる。塩崎と加藤に撮影の裏話や作品の見どころなどを聞いた。

【写真】同い年の塩崎太智&加藤大悟、仲良し2ショット!

◆初共演の2人 初対面の印象は「シレっと」

 「タクミくんシリーズ」は、全寮制男子校を舞台に、少年たちの繊細で切ない恋模様を描いた学園ラブストーリー。9月21日からBSフジで放送される連続ドラマ『タクミくんシリーズ −Drama−』では、2年生になったタクミがギイとルームメイトになり、他の生徒たちから嫉妬と敵意が入り混じった視線を向けられているところから物語がスタートする。
 
 実は人知れず恋人関係にあるタクミとギイ。幸せを感じる反面、近くにいながらも触れ合えない関係に苦悩したギイは、次第にタクミの本当の気持ちが見えなくなっていく。そんな中、タクミに執拗に迫る3年生の野崎(松原康太郎)が現れ…。

――連続ドラマ版のご出演が決まって、最初に脚本を読まれたときの感想を聞かせてください。

加藤:映画(『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』)にも出演させていただいているのですが、純愛が描かれた物語で、愛を持ってお互いに接する姿がすてきだなと思いました。登場人物それぞれにいろいろな想いがあり、その想いに周りの人たちが共鳴していく様子は見ていて爽快感があって気持ちいいです。それに加えて、それぞれのバックボーンもしっかり描かれています。

同じ役を再び演じるのはすごく難しいことなので、しっかりと頑張って演じたいという気持ちで臨ませていただきました。まさかドラマ化するとは思ってもいなかったので、ドラマ版ということもすごくうれしいですし、きちんとギイとして生きられたらと思いながら撮影に挑みました。

塩崎:僕はお話をいただくまでこのシリーズを知らなかったのですが、BL作品と知って、2人の恋愛を追っていくのかなと思っていたら、いろいろな登場人物の恋愛が描かれていたので、その形に驚きました。それが最初の印象です。ただ、最近のBL作品では学園ものはあまり多くないと思うので、そうした意味でも面白いなと思いましたし、人間関係が繋がっていくというのもこの作品の魅力だと思うので、そこも楽しんでいただけたらと思います。

――お二人は本作が初共演になりますが、最初に会ったときの印象は?

加藤:シレっと撮影に入ったのであまり覚えていないのですが、(塩崎は)ガタイが良いなって(笑)。きっと筋トレをして鍛えていたんだと思いますが。

塩崎:うん、トレーニングしているから(笑)。

加藤:そうだよね(笑)。トレーニングしている体だなと思いました。話しやすかったですし、同い年というのもすごくうれしかったです。タクミが太智くんで良かったなと思いました。今、「イイじゃん」で大バズりしていますが、その様子もずっと見ています(笑)。

塩崎:今日もそうやってイジられました(笑)。

加藤:今日、取材で久しぶりに会ったんですが、久しぶり感があまりなかったんです。

――塩崎さんから見た加藤さんはいかがですか?

塩崎:最初は本当にシレっとした出会いでした(笑)。今回のロケは滋賀で行われたのですが、その現場に向かう車の中で初めて会ったんです。車に乗って待っていたら、「おはようございます」と入ってきて。なので、第一印象は、「身長が高い」でした(笑)。僕もあまり人見知りしないですが、(加藤も)全く人見知りをしないタイプなので、最初からすごく話していたので、うるさいなぁと(笑)。

加藤:あははは(笑)。

塩崎:話しやすい人だなと思いました。

――最初はどんなお話をしたのですか?

加藤:「(セリフを)覚えた?」という会話をした記憶があります。読み合わせの時間がなかったので、「空き時間があったらとにかく合わせよう」という話をしたと思います。

◆2人が語るタクミとギイの魅力


――お二人の他にも今回、同世代の共演者の方がたくさん出演されています。撮影現場での印象に残っているエピソードを教えてください。

加藤:基本的に太智とのシーンが多かったのでずっと2人でいたのですが、他にも何人か同い年のキャストがいて。(赤池章三役の)柊太朗が同い年だったよね。

塩崎:そうだね。僕は(柊太朗と)撮影が一緒のことも多かったです。

加藤:僕はこれまで同い年の共演者がいる現場があまりなかったので、それがまずありがたかったです。1、2歳差ということはあるんですが、なかなか同い年の共演者っていないんですよ。なので、「サウナ行く?」「温泉行く?」とかプライベートな話をしたり、ご飯に誘ったり、気軽に話せたのがすごくうれしかったです。

塩崎:事務所の後輩で、「龍宮城」というグループをやっている板見 処役の冨田(侑暉)くんと空き時間が被って、グループ活動についてもいろいろと相談してくれたのを覚えています。僕はM!LKでライブの演出をやっているのですが、彼らもライブの演出を自分たちでやっているというので、そうしたお話をしていました。

――加藤さんから見て、タクミとギイの魅力はどんなところにありますか?

加藤:ギイを演じていて、タクミはすごくかわいい存在だなと思いました。ギイは、タクミに人間接触嫌悪症を乗り越えてほしいと思ってあれこれやっていますが、そうした結果、タクミが少しずつ心を開いてくれたときはたまらなくうれしいです(笑)。

ギイは、僕とは全く違うタイプです。僕は人見知りもしないし、明るくてうるさいのを自覚していますが、ギイはハイスペックボーイ。自分とは違うからこそ、演じていて楽しいですし、新たな世界を見せてくれた人でした。だって、歩くだけでキャーって言われることなんか、物語の世界でしかないですから(笑)。自分と違うからこそ、魅力的に思える部分もたくさんあります。

似ているなと思うところを挙げるとしたら、熱い男なところかな。僕は熱い想いは前面に出してしまいますが、ギイも胸に秘めた熱い思いを持っていて。(想いを)出すときは出して、引っ込めるときは引っ込めるというバランスが取れているのがかっこいいなと思います。

――塩崎さんはいかがですか?

塩崎:僕は(タクミを)演じながらなんだかモゾモゾしていました。「ギイの気持ちに応えてあげようよ」というところで拒否してしまうので、そこはいって欲しいなともどかしくて。もちろん、タクミも一歩踏み出そうと頑張っていますし、それでもできないところもタクミらしいなと思います。アタックして毎度拒否されても一途でい続けるギイもまた、すてきだと思いました。

――タクミと似ていると思うところはありますか?

塩崎:似ているところは全くないのですが、強いて言えば、1人の時間が好きということかなと思います。タクミも1人で勉強していたり1人時間を大切にしていますが、僕は寝る時は絶対に1人で寝たいんです。昔から、M!LKメンバーであってもダメなんです…。

加藤:何で? メンバーと一緒の部屋で寝たことがないの?

塩崎:何回かあって、寝不足になったからNG出してます(笑)。きっと小さい頃から1人部屋だったんで、誰かがいると気にしてしまって寝られないんだと思います。

加藤:そんなにダメなんだ。でも、面白いね、メンバーにNG出しているって(笑)。

――では、お二人が本作の中で特に印象に残っているシーンや好きなシーンを教えてください。

加藤:物語の終盤で、ギイが野崎に対して秘めたる思いをさらけ出すシーンがあるのですが、そのシーンは印象に残っています。嫉妬やいろいろな感情が混ざり合って、怒りの矛先が向かってしまうというシーンなのですが、どのくらい感情を出せばいいのか難しかったですし、楽しかったです。

塩崎:僕は持久走大会のシーンが楽しかったです。

加藤:楽しかったね(笑)。

塩崎:「暑い、暑い」って言いながら走って(笑)。でも、本当にすてきな場所で撮影できたので、景色もきれいで楽しかったんです。ぜひ、ドラマを観た方も行っていただきたいです。

◆塩崎&加藤の学生時代の思い出は?


――学校を舞台にしたドラマにちなんで、お二人の学生時代の思い出を聞かせてください。

塩崎:高校のときは、すでにグループ活動をしていたのでほとんど行けなかったですが、中学校は毎日、楽しく通っていました。当時、仲良し3人組でずっと一緒にいました。同窓会で中学の同級生に会うと、「3人が仲良く固まっていたから話しかけられなかった」と言われるほど、独特な空気があったみたいで(笑)。目立つことをあまり好まないグループだったので、特に何かしていたわけではないんですが、もっと謳歌したらよかったなと今は思います。

加藤:僕はわんぱくでした。とにかく遊んで暮らしてました(笑)。実はお芝居を初めてしたのが高3の文化祭で、「シンデレラ」の劇をやったんですよ。今、当時の映像を見返すとめちゃくちゃ下手で面白いですが。

――何役で出演されたのですか?

加藤:王子様。やりたくなかったんですが、周りからやれと言われて。

塩崎:本当に? 自分から手を挙げたんじゃないの(笑)?

加藤:あはは、違うよ(笑)。そういうのは苦手だったんですよ。すごく懐かしいですね。

――ポスタービジュアルに「神様、僕に勇気をください」というコピーが添えられていますが、お二人が今、勇気を出してやりたいと思っていることは?

加藤:ゴルフ!

塩崎:いいね!

加藤:やったことある?

塩崎:ないんだよね。

加藤:今、やっている人多いよね。僕たちも今、25歳で節目だから、大人の遊びを一つ、持っていたほうがいいかなと思って。僕は多趣味で、キャンプもするし、釣りもゲームもするんですが、ゴルフもやりたいですね。「神様、僕にゴルフやらせてください」というくらいの勢いです(笑)。

塩崎:どのくらいの勢いか全然分からない(笑)。

加藤:「今すぐやります」じゃなく、「勇気をください」。勇気があればなんとかできるかなと(笑)。下手だと嫌ですし、僕は負けず嫌いなので、準備に時間もかかりそうですし、熱中したらハマってしまうと思うので。

塩崎:僕は船舶免許を取りたいです。ジェットの小型は持っていて、毎年、夏は実家のある和歌山に帰ってジェットスキーをするのですが、船に乗って花火を見たいんです。そのために、船舶免許の2級を取りたいんです。今、勇気を出して行こうかなと思っている最中です。

――マリンスポーツがお好きなのですか?

塩崎:海で遊ぶのが好きというよりは、季節のイベントが好きです。夏はジェットスキーですが、ハロウィンも好きだし、クリスマスも好きです。

――ありがとうございました。最後に、放送を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。

加藤:映画に続いてギイを演じさせていただきます。映画を経て、この作品でのギイはどう動くのか、ぜひ楽しみにしていてください。今回は、嫉妬心や不満が生まれて、それを通してタクミとより関係性が深まっていきます。ぜひそうしたところも楽しんでいただけたらと思います。

塩崎:このドラマシリーズは感情が大きく揺れる展開になっていると思います。毎話、観ていて飽きないストーリーになっていますので、ぜひ1話からご覧いただけたらうれしいです。1人でも多くの方にこの作品が届けられたらと思います。

(取材・文:嶋田真己 写真:高野広美)

 『タクミくんシリーズ −Drama−』は、BSフジにて9月21日より毎週日曜24時放送。FODにて独占配信。
 
※塩崎太智の「崎」は「たつさき」が正式表記
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