しかし、GT300のバックマーカーが絡み始めた4周目の1コーナーで39号車DENSOが16号車ARTAをアウトからオーバーテイクしてトップを奪う。その背後では5番手の24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zの松田次生が燃料流量リストリクター3ランクダウンの1号車au TOM’S GR Supra山下健太を捉えて4番手に順位を上げる。
24号車リアライズはその勢いのまま3番手Niterraに迫り、8周目の1コーナー進入でアウトからパス。これで松田が3番手に上がり、4番手に後退した佐々木は後続の1号車au山下から追撃を受ける。その後方では6番手を走行していた23号車MOTUL AUTECH Zが17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTにかわされ8番手に後退。38号車KeePer CERUMO GR Supraも13番手まで順位を下げた。
上位勢は39号車DENSOが逃げるなか、24号車リアライズが16号車ARTAを13周目の2コーナー立ち上がりで捉え2番手に浮上する一方、1号車auは17号車Astemo、8号車ARTA、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT、19号車WedsSport ADVAN GR Supraに連続オーバーテイクを許し、5番手から一気に9番手にまで後退してしまう。
レース28周目には17号車Astemo、8号車ARTA、3号車Niterra、1号車au、12号車TRS IMPUL with SDG Zの5台がピットに向かう。続く29周には16号車ARTA、64号車Modulo、23号車MOTUL、37号車Deloitte TOM’S GR Supra、14号車ENEOS X PRIME GR Supraが、31周目には19号車WedsSport ADVAN GR Supraがピットインしてレースに復帰していく。
一方の39号車DENSO、24号車リアライズ、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT、38号車KeePerは第1スティントを伸ばす戦略を採り、ピットイン完了組では16号車ARTAが見た目上のトップに立っていたが、最終コーナーでコースアウトがあり17号車Astemoが上位に。
その後レースは16時ちょうどにセーフティカー先導のもと、最大延長時間の16時30分まで残り30分のタイムレースで再開。セーフティカーは残り22分で退去しスプリントレースの幕が上がるかと思われたが、1〜2コーナーでGT300の45号車PONOS FERRARI 296がストップしたため3度目のFCYが導入された。