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2025年09月24日 16:01 web女性自身
9月23日、「週刊少年ジャンプ」(集英社)のバトルアクション人気漫画『SAKAMOTO DAYS』の実写映画作品で、主演を目黒蓮(28)が、脚本・監督を福田雄一氏(57)が務めることが発表された。
’20年11月から同誌で連載中の同名原作漫画は、TVアニメでも第2クールの放送が終了したばかりの大ヒット作。愛する家族のため普通の生活を選んだ元・最強の殺し屋の坂本太郎が、襲いかかってくる刺客たちに立ち向かい、家族と日常を守るストーリーだ。
殺し屋を引退後、体重140kgのふくよかなボディになった主人公は、戦闘中にカロリーを使い果たすことで一時的にスリムな体型になるという設定。目黒は、特殊メイクによるふくよかな体型とスリムな体型の両方という難しい役を演じ分けた。
映画公式ホームページで公開された目黒のコメントでは、《数年前に原作を読んだときに、「なんて面白くてかっこいいんだ、これが映画になったら誰が演じるんだろう、さすがに実写化は無理か一」と、読者として楽しんでいました》といい、《その作品にまさか自分がオファーされるなんて思いもしなかったですし、本当に驚きました》と原作愛をまじえつつ、喜びを明かした。
さらに《今回演じた坂本太郎は、かつて伝説の殺し屋として恐れられていたのに、今は家族を最優先にする穏やかな父親でそのギャップが最大の魅力で本当にかっこいいキャラクターだと思います》といい、《原作の世界観とキャラクターの魅力を大切にしながら、自分なりの想いを込めて演じました》と原作へのリスペクトを感じさせる内容だった。
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一方、これまで『銀魂』や『今日から俺は!!』といった数々の人気漫画の実写映画を手がけてきた福田監督のコメントはというと――。
冒頭で、目黒が昨年主演した連続ドラマでの演技に衝撃を受けたことを明かし、本作のキャスティングに難航していたときにプロデューサーから《突然「目黒蓮さんがやってくれるかもしれません!どうでしょう?」とLINEが来ました。「おいいいいい!!!」って叫びましたよ!そんな夢みたいなこと、現実に起こるのかよ!って》と打診が来て、歓喜したことを告白。
そして、《うん。長いですよね。コメント。字数オーバーですよね。すみません。テンションが上がり過ぎました。ちなみにクランクインしたその日に「俺、目黒蓮のためなら、命かけられるわ!」ってなったエピソードがあるんですけど、それはまたどこかでお話しします!》と“目黒愛”を綴り、映画への期待を呼びかけてコメントを締めくくった。
合計800字弱の長文コメントで、目黒への思いの丈をぶちまけた福田監督。しかし、原作である『SAKAMOTO DAYS』への言及は一切なかった。
そのためXでは福田監督が原作への“愛”を疑う批判の声があがっている。
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《もうちょい原作についての言及はないんか? これは作者が可哀想過ぎるやろ… もう原作を私物化するのを辞めてくれ…》
《原作愛のないやつに実写化やらせるのいい加減やめろよ》
《皆書いてるけど、原作について一切触れてない時点で、作品を私物化する福田雄一の悪い所が凝縮されてる。目黒蓮ファン以外は誰も喜ばないコメント。暴走しすぎだろ》
《原作に一切触れてないのやべーよなあ まじで自分のやりたいことの土台としか見てないんだろうな これ原作に対する冒涜だろ》
《サカモトデイズ大好きだから悲しい》
こうした批判の背景に、数々の人気漫画実写化作品での福田監督の“実績”が影響しているようだ。
「福田監督といえば、これまでも人気漫画が原作の実写映画を手がけていますが、独特のコメディ演出スタイルやギャグが、オリジナルの世界観を壊していると感じる原作ファンも多く、原作へのリスペクトが感じられないという指摘はこれまでもあがっていました。
今回も、監督が福田氏だというだけで抗議の声があがるほど原作ファンの間で拒否感がある中で、原作について一切触れなかったことで福田氏に対する抵抗感が高まっているのだと思います」(映画ライター)
来年のゴールデンウィークに公開予定の同作。原作ファンを納得させることはできるだろうか。
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