『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』第9話より中村海人、小手伸也 (C)NTTドコモ/東海テレビ WEST.の神山智洋とTravis Japanの中村海人が共演するLeminoドラマ『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』第9話が、きょう24日深夜0時から配信される。クライマックス目前の今回、輝元(中村)の引き抜きを伝説のメートル・ドテル、御崎陽平(小手伸也)が画策し、翔太(神山)は窮地に立たされることになる。このほどキーマン・小手からインタビューコメントも到着した。
【写真】神山智洋“翔太”が小手伸也“御崎”と対峙 今作は東海テレビ制作、フジテレビ系で4月期に放送された『ミッドナイト屋台〜ラ・ボンノゥ〜』の続編。天才シェフ・遠海翔太(神山)と寺の元副住職である方丈輝元(中村)“最強バディ”が横浜を舞台に、夜な夜な屋台を訪れた人のお腹と心を満たすヒューマンドラマ。
第2話にも登場し翔太の料理と輝元のサービスに合格点を与えなかった御崎だが、今回はどのように2人をかき乱すのか。御崎と翔太・輝元が対決するシーンの撮影リポートも公開された。
高級な調度品が目を引く御崎の店のシーンは、横浜市内の人気レストランを借り切って撮影が行われた。この店は第2話にも登場したが、今回は御崎から輝元を取り返すために翔太が乗り込んでくることに。ちなみに小手が演じるメートル・ドテルとは、レストランで接客を行う傍ら、ギャルソンを指揮したりする、客席フロアの責任者のような存在。
座ろうとする客の椅子を絶妙のタイミングで引くといった動作を実にスマートに行っている。そして厳しい表情で御崎を睨みつける翔太のことも、あくまでクールにいなす大人の余裕も感じさせる。そんな、翔太ファンの視聴者からすれば憎らしいほどのヒール役を、小手は見事に演じきった。
そして翔太・輝元vs御崎の最終決戦の舞台となるのは、もちろんいつもの屋台。第2話の「フレンチ風牛丼」では御崎から強烈なダメ出しを喰らった翔太と輝元だが、前回のリベンジとして2人が御崎に供するのは、思いもよらぬひと品。
「フランス帰りのメートル・ドテルの第一人者にこれ?」と不思議に感じる料理なのだが、詳細はぜひ配信で確認してほしい。ヒントとなるのは、御崎が何気なく呟いた“ある一言”。翔太と輝元による渾身のひと品の先には、「自分たちが提供するスペシャリテとはどういうものなのか?」を考え抜いた2人の想いが凝縮されている。
■小手伸也インタビューコメント
――今回の「伝説のメートル・ドテル」というオファーを受けての感想は?
これまでメートル・ドテルやギャルソンという職業はあまり演じてこなかったので、著名なメートル・ドテルの方のドキュメンタリーを見るなどして情報を集めました。椅子(いす)を引く所作などさまざまな技術もあるのですが、常にお客様一人ひとりやフロア全体に気を配っていることに驚かされました。ただ私自身もバイプレーヤーとしてドラマや映画に出ることが多いので、「主演の方が今こうしているから、自分はこう動いたほうがいい」といった、芝居の中の“空いている部分”を埋めていく演技を自然と行っていると思います。そうした細部への目配りは、メートル・ドテルにも通じる部分があるかもしれません。ただ、それはあくまで仕事の上での話であって、プライベートの自分はかなりマイペースで、よく「ホント、気が利かないんだから!」と言われていますが(笑)。
―― 神山さんと中村さんとの初共演はいかがですか?
お2人のキャラクターと役柄が無理なく融合していることもあってか、とても素直なお芝居をされますよね。その分、私もお芝居に自然と入り込むことができたと思います。神山さんとは初対面なのですが、実は中村さんとは6年ほど前にCMで共演したことがありまして…。学ランを着て、Travis Japanの皆さんのセンターでキレッキレのフォーメーションダンスを踊るというショートムービーなんですが(笑)。だから歌と踊りでの共演はあるんですよ。
――「食」がテーマのドラマですが、小手さんが元気をつけたい時に食べるのはどんな料理ですか?
横浜出身なので、少し濃いめでトッピングも独特な家系ラーメンが好きなんです。ただ家族で食べに行くと考えると、ウチの子は小さいので「脂マシマシ」なあの味はちょっと厳しいんですね。一人でフラッと食べに行ってくるというわけにもいかなくなって、少し疎遠になっていました。でも最近、仕事終わりや一人で出かけた時にどうしても行きたくなって…。そんな時はこっそり食べて、ニンニク臭をまとって帰宅しています。
――それは…ご家族にバレてしまうのでは?
そうですね、毎回「ナニ食べてきたの?」、「うん、ちょっと…」みたいなやり取りが続いています(笑)。
――第9話では御崎が翔太と輝元の前に立ちはだかりますが、見どころは?
2人はシェフとギャルソンとしてやってきて、シェフの翔太はもともと修業をしてきたわけですが、ギャルソンの輝元は自身のセンスだけで結構できてしまってきたわけです。そこに御崎というプロの目線でメスが入る、というのが第9話の展開で、言ってみれば輝元が一皮むけるというお話です。それにより翔太と輝元のステージが一段階上がるので、そこから先がどうなるかという、ラストに向けての大きな転換点にもなっていると思います。御崎がどのように導くのか、もしくは立ちはだかるのかも含め、2人の関係性の変化にも注目してもらいたいですね。
――視聴者の方へのメッセージをお願いします。
スタッフの皆さんが食のシーンを魅力的に撮っているので、私も美味しそうに見えるよう、そこは頑張りました(笑)。そんな食の部分も魅力のドラマですが、何より2人の関係性や人間性が、見ていて応援したくなりますよね。決してジェットコースターのような激しい展開やどんでん返し、「衝撃の事実!」みたいなことは起こらないのですが、翔太と輝元が緩やかに夢に向かって進んでいく。まさに屋台を引っ張りながら人力で歩いていくような、そのスピード感がこのドラマの一番の魅力だと思います。そんな心地よい温度感を楽しんでほしいですね。
■第9話あらすじ
かつて、翔太の料理と輝元のサービスにダメ出しをし、2人が星を目指すきっかけとなった伝説のメートル・ドテル、御崎が再び屋台にやってくる。突然の訪問に戸惑う2人に対し、御崎はいつもの軽妙な様子で「輝元くん、きょうからうちの子にならない?」と強引にスカウトする。
聞けば、しばらく御崎の店でアルバイトをしないかという提案。屋台の接客はどうするのかと反対する翔太に対し、星を目指すためにも一流の店でサービスを学ぶのは悪くないと輝元は快諾、あっさりと契約が成立してしまう。その後、御崎の店で働き始めた輝元は水を得た魚のように生き生きと輝きだし、翔太も気が気ではなく…。