俳優北村匠海(27)が24日、都内で行われた、主演映画「愚か者の身分」(永田琴監督、10月24日公開)完成披露試写会に登壇した。
「愚か者の身分」は、作家西尾潤氏のデビュー作の実写化作品。北村は林裕太(24)、綾野剛(43)と、貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れてしまい、抜け出せなくなった3人の若者たちを演じる。
3人と永田監督は、客席間の通路を歩いて登場。北村は「軽やかで美しい映画だけど、過激な表現や目を覆いたくなる瞬間もあるかもしれない。でもどうか最後まで見届けていただけたらうれしいです」と真摯に呼びかけた。
また、同映画のキャッチコピー「生まれ変わるんだ」にちなみ、生まれ変わるなら何になりたいか聞かれると、北村は「ヤドカリ」と回答し周囲を驚かせた。
「役者ってヤドカリじゃないですか? 今回(の役名)タクヤという宿を借りて、また別の宿に引っ越しして」と説明。「センスの良いヤドカリもいるし、その貝はないんじゃないかお前っていうヤドカリもいる。すごいいいなあって。ヤドカリにもセンスがあるんだなって。ヤドカリになっておしゃれな家を探したい」とほほ笑んだ。
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一方、林は「世界一速く走りたい」と回答。先日まで東京で開催されていた世界陸上にも影響されたといい、「世界一速い人ってどんな世界を見ているんだろうと思うんです。100メートル、200メートルと一瞬のタイムを刻むために人生をかけているのがすごくカッコイイし、結果が出た瞬間や走っているときの気持ちはどんなだろう」と熱弁した。
林と綾野は陸上経験者で、ともに800メートルを走っていたことが檀上で発覚。陸上好きの綾野は興奮した様子で「(世界陸上が)いやーー最高でしたね!」と笑顔。北村は「本当に(話が)長くなると思う」とツッコみつつ、「僕も速かったんですよ。小学生からずっと選抜リレー走って、高校最後はアンカーだった」と笑顔で明かし、会場を沸かせた。
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