
【写真】映画の“その後”が描かれる! 『君がトクベツ』第3話の一部を一足先にチェック
■「桐ヶ谷皇太さん、す…大好き!」
さほ子に告白された皇太は、「俺、特別な相手は作らないって決めてるから」と拒絶の言葉を口にする。いつも明るくてフレンドリーな皇太に、「頑張るのはさほ子ちゃんの勝手だけど、俺は変わらないし、気持ちを知った以上、さほ子ちゃんとはもう関わらない。ごめんね」と冷たく言われたら…。もちろん傷つきはするだろうが、垣間見えた“闇”にギャップを感じて、余計に沼ってしまう気がする。
皇太が“恋をしない”と決めた理由は、幼なじみの玲衣(星野夢奈)の死にあった。同じマンションで育ち、皇太の母親が亡くなったときもずっとそばで支えてくれていた玲衣。しかし、玲衣が自分に恋愛感情を持っていると知った皇太は、彼女を遠ざけた。LiKE LEGENDのメンバーとしてスターの道を駆け上がる皇太にとって、玲衣からの「皇太は1人じゃないからな」というメッセージが心の支えになったことは間違いないのだが、“どうしていいか分からなかった”のだ。
そして、玲衣が交通事故で亡くなってしまい、皇太は「かけがえのない人を無視し続け、裏切ってしまった」と罪悪感を抱き続けている。だから、特別な相手を作ることを拒み、恋愛から距離を置くようになってしまったのだ。さらに追い討ちをかけるように、週刊誌にその出来事が取り上げられ、「皇太は売れるために彼女を捨てた?」「失意の中で彼女は死亡」「彼女を自殺に追いやったのか?」といった悪意に満ちた見出しが並び、ネット上でも心ない憶測が飛び交った。
実際には事故死であったにも関わらず、真実が歪められ、玲衣との関係までもが“誰かが勝手に作ったストーリー”として消費されてしまったのだ。人気アイドルであるがゆえにプライベートすらも脚色されてしまう…。「アイドルって大変だな」と思わずにはいられない出来事が描かれることで、皇太が抱える切なさとリアリティが一層際立っていた。
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週刊誌の記事により、皇太は無期限の活動休止に。マスコミにも追われ、途方に暮れる皇太を、叶翔(木村慧人)が“避難場所”に連れ出したのだが、そこはなんと、さほ子の家だった! 告白を断られたばかりのさほ子の気持ちを考えたら、あまりにも過酷な状況だろう。好きな人に冷たく突き放された直後なのに、その相手と同居しなければならないなんて…。
ただ、この同居生活で、皇太はさほ子に“キラキラしていない一面”を見せていく。「俺がまじであの記事のような奴だったらどうする?」「さほ子ちゃんは俺のいいとこしか見てないけど、本当は酷いやつかもよ?」などと試すように問いかけても、さほ子の気持ちは揺るがない。
「そんなはずないじゃないですか。あんな記事、わたしは信じません。あなたがまわりの人を大事にしないはずがないです!」。さほ子のまっすぐな言葉に、皇太の心が動いたのだろう。自分でも信じきれなくなっていた“優しい自分”を、彼女が信じてくれた瞬間、冷え切った皇太の心に、少しずつ温かさが戻っていったように見えた。
再始動したLiKE LEGENDの「YOU ARE SPECiAL」のパフォーマンスには、SNS上で「大好きユアスペ」「ライクレさいこうーー!!」と絶賛の声が相次いでいた。ちなみに、LiKE LEGENDは、なにわ男子、FANTASTICS、M!LK、DXTEEN、MAZZELのメンバーがグループの垣根を越えて集結した、まさに“夢の合同ユニット”と言えるだろう。個性をぶつけ合いながら、それぞれの“トクベツ”を体現していく。
カメラの前でのパフォーマンスを終えたあと、さほ子のもとに駆けつけ「さほ子ちゃんのことが好きなんだ。さほ子ちゃん、俺のトクベツになって」と“THE少女漫画”な告白をした皇太。その後のキスには、「トクベツになりたいってキスするのまじやばい」とSNS上で歓喜の声が上がっていた。
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