
この先も低気圧や前線の影響で、2〜3日おきに雨となるでしょう。この時期は、「一雨一度」と言われ、一雨ごとに気温が下がり秋が深まることを意味していますが、今年は10月にかけても関東以西で30℃以上の真夏日続出となりそうです。一方、朝晩は東京都心でも20℃くらいと羽織る物がないとヒンヤリ。重ね着など服装でうまく調節しましょう。
今週末は行楽日和 週明け29日は広く雨
明日26日(金)は、北日本や日本海側に雨を降らせた低気圧や前線は離れ、大陸から移動してくる高気圧に覆われるでしょう。全国的に晴れる所が多いですが、北海道は寒気の影響で、急に雨雲や雷雲が湧く所もあるためご注意ください。
27日(土)は全国的に晴れて、行楽日和となるでしょう。ただ、秋の晴天は長続きしません。28日(日)は早くも西から前線が近づき、九州など西日本では雨の降る所があるでしょう。
週明け29日(月)は、低気圧が日本海から北日本へ進み、前線が本州付近を南下するでしょう。低気圧や前線の影響を受けやすい北日本や北陸など日本海側だけでなく、太平洋側も湿った空気の影響で雨雲が発生し広く雨となるでしょう。
この先も度々、低気圧や前線が通過し、天気は2〜3日周期で雨が降るでしょう。低気圧や前線の通り道となっている北日本では、昨日24日(水)までの30日間雨量が平年の3倍を超えている所があります。今後は少しの雨でも、土砂災害に警戒が必要です。
「一雨一度」ならず 関東以西は10月にかけて30℃超え
例年、この時期は「一雨一度」といって、一雨ごとに気温は下がり秋が深まっていきますが、今年は違います。
さすがに、朝晩は東京都心でも20℃くらいと、過ごしやすい日が多いでしょう。ただ、日中は30℃前後まで気温が上がる日が多く、九州〜東海では10月にかけてまだ最高気温が30℃以上の真夏日が多くなりそうです。
特に、10月上旬は10年に一度レベルの高温になる可能性があるとして気象庁は今日25日(木)、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。来週は10月に入りますが、関東以西では熱中症や食品の管理など十分な注意が必要です。
ちなみに、真夏日(最高気温30℃以上)の最も遅い記録は、札幌9月21日、仙台10月2日、金沢10月23日、東京都心10月19日、名古屋10月17日、大阪10月20日、福岡10月18日です。
3か月予報によると、10月は高温傾向ですが、11月になると西日本を中心に寒気が流れ込みやすくなり、12月は全国的に一気に冬の寒さとなりそうです。
「夏が長く、秋が短く、冬が早い」極端は傾向となるため、体調管理には十分にご注意下さい。
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