荒木飛羽、10代ラストを詰め込んだ写真集『20』発売 溺愛する弟との2ショットも収録「弟のことが可愛くて仕方がなくて、両親よりも過保護かも(笑)」

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2025年09月27日 17:01  デビュー

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デビュー

荒木飛羽写真集『20』(ワニブックス刊)より 撮影/MARCO
 ドラマ『あなたの番です』や映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』などで注目を集め、近年では『スメルズ ライク グリーン スピリット』主演や『おとなりコンプレックス』W主演など、話題作への出演が続く俳優・荒木飛羽。20歳の誕生日を迎える翌日、9月29日にはセカンド写真集『20』(ワニブックス刊)を発売する。物語を想像させる7つのシチュエーションからなる撮り下ろし写真をはじめ、10代最後の姿を収めた同写真集についての想いや、大好きな世界観を表現したというお気に入りカットの撮影エピソード、さらにはスカウトをきっかけに子役からキャリアをスタートさせた俳優業の魅力や楽しさなどを聞いた。

【写真】荒木飛羽と溺愛する弟とのバースデーカット

【荒木飛羽(あらき・とわ) インタビュー】

――20歳の誕生日翌日にセカンド写真集が発売されるということで、発売が決まった際はどのような想いがありましたか?

「もう20歳になるんだなというのを実感したのと同時に、ファンの方に自分が20歳を迎える記念ともなる作品をこうして見ていただけるということで、すごく嬉しかったですし、楽しみだなという気持ちが大きかったです」

――今回の写真集は、7つの物語を感じられるようなシーンに分かれているものですが、特にこだわった点はどのようなところでしょうか?

「ギターを持っているカットに関しては、僕自身が漫画『NANA』がすごく好きなんで、その中でも岡崎真一というキャラクターが大好きなので、そのシンくんみたいな世界観を取り入れられたらと思って、いろいろと提案させていただきました。撮影で使用しているアンプは自分の私物なのですが、ギターに関してはどうしてもこだわりたかったので、『このブランドのこういう形のギターが良いです』とわがままを言って、いくつか候補を挙げさせていただきました。そうしたら、本当にありがたいことに、僕の理想にピッタリなギターを借りてくださって、今回の撮影が実現したんです」

――荒木さんの大好きな世界観が詰まったカットなんですね。

「はい。アクセサリーに関しても、僕が好きなヴィヴィアン・ウエストウッドのものを撮影で使っているのですが、自前のアクセサリーに加えて、この世界観に合わせて、ハーネスや帽子などいろいろと用意してくださって、僕が好きな世界観を表現することができました」

――写真集を拝見して、10代の少年っぽさと、ちょっと大人な艶っぽさの両方が収められている作品だなと感じましたが、ご自身ではどんなふうに感じましたか?

「撮影は全体的にすごく楽しくて、特に最初のほうの湖畔で撮影した写真に関しては、アイスを食べているカットやジャンプしたりしているカットを見たときに、“あれ?(前回写真集を出した)15歳からあんまり変わってないかも?”って思いました。なんならちょっと子供っぽくなってるんじゃないかと(笑)。それこそ、精神年齢で言えば、ほぼ成長していないので、ヤンチャな感じとか、そういう雰囲気はあまり変わってないのかもしれません。でも、カッコ良くキメているカットとかは、自分でも大人っぽく見えるなと感じましたし、変わっていない部分と成長した部分の両方が楽しめるのはすごく良いなと思いました」

■「一番成長を実感しているのは、自炊をできるようになったこと」

――今回の撮影を通して、何か新たな発見はありましたか?

「新たな発見というか、改めて自分は洋服が好きだなと思いました。衣装合わせのときもめちゃくちゃたくさん試着させていただいて、自分が気に入ったコーディネートとか、意見を言わせていただいたり、スタッフさんやスタイリストさんたちといろいろと話したりして、そういうものを全部くみ取ってくださって、用意してくださいました。なので、自分がプライベートでこういう服着たいなと思うような、好きな系統の服が詰まっていると思います」

――前回、ファースト写真集を発売された15歳から、この5年間で成長したなと思うのはどんなところですか?

「一番成長を実感しているのは、自炊をできるようになったことです。ここ1、2年くらいで自炊をするようになってきたんですけど、卵焼きとかオムライスとか、卵料理が好きなので、常に卵は冷蔵庫に入っています」

――一番得意な卵料理は?

「オムライスが一番好きです。前にオムライスを極めたくて、1週間ずっとオムライス生活していたこともあります。オムライスってすごく難しいんですよ。今回はわりと上手にできたと思っても、調子に乗って翌日同じようにやると失敗しちゃったり、やればやるほど失敗するというか、めっちゃ奥が深いんです。前までは自炊なんて一切していなかったですし、自炊したり、お皿洗いしたり、洗濯、掃除も実家ではあんまりしてこなかったことをやれているので、大人になったのかなとは思います」

――20歳になる実感みたいなものありますか?

「自分のことで実感するというよりは、一番は弟の成長で実感します。この前、弟に『保育園どうなの?』って聞いたら、『もう小4だよ』って言われて。もうついこの前入園式だったような感覚で、お兄ちゃんの中では時が止まっているんですよね(笑)。でも、弟が10歳ってことは、自分も20歳なのかと、そこで実感しました。僕、弟のことが可愛くて仕方がなくて。最近、弟がちょっと汚い言葉を使ったり、親に反抗的な態度を取ったり、言うことを聞かないことがあったりすることがあるんですが、僕の言うことはちゃんと聞くので、余計に可愛いんですよね。今では一人で遊びに行ったりしているんですけど、自転車で出かけたりするのも、車に轢かれないかな、危険な目にあわないかなとか、もう本当に心配すぎて…。弟に関しては両親より過保護かもしれないです(笑)」

――そんな溺愛する弟さんですが、今回の写真集で20歳を祝うバースデーカットのシーンに登場されていますよね。

「そうなんです。弟はこういった撮影はもちろん初めてだったので、最初はガチガチに緊張していました。以前、とある映像の撮影現場に見学に来たことはあったのですが、現場ではうるさくできないので、そんなに長い時間いたわけではなくて。なので、こうして僕がカメラの前で撮影されている姿を見るのは初めての体験だったと思います」

――お兄ちゃんの撮影について、何か感想は言われていましたか?

「なんて言ってたっけかな? 現場では僕が弟に『可愛い、可愛い』って言い過ぎて、弟が感想言うような時間を与えなかったかもしれないです(笑)。でも、『楽しかった』って言っていましたし、撮影でご用意いただいたバースデーケーキも『美味しかった』って言っていました。弟が僕の鼻にケーキのクリームをつけるっていうカットがあるのですが、一発でつけなきゃいけないっていうことで、それは緊張したって言っていましたね」

――弟さんと一緒に写ったバースデーカットの笑顔は、普段ご家族に見せている荒木さんの自然な笑顔を捉えたカットなんですね。

「そうですね、今回の写真集の中で一番の笑顔なんじゃないかなとも思います」

■「もっと頑張ろう!と思える10代ラストだったなって思います」

――誕生日当日には写真集の発売イベントもあります。誕生日当日に応援してくださっているみなさんとお会いできるというのも特別な感じがしますよね。

「毎年カレンダーの発売イベントはやらせていただいているのですが、それとはやっぱり違いますし、今回は20歳という自分の大事な節目の日を、みなさんと一緒に過ごせるということですごく嬉しいです。来てくださるみなさんにも喜んでもらえるようなイベントにできたらなと思います」

――今回の写真集が10代の最後の姿を収めた写真集ということで、改めて振り返ってどんな10代でしたか?

「中学校時代がすごく楽しかったので、今でもあの頃に戻りたいなって思います。授業も楽しかったし、毎日のように学校終わったら土手に行ってみんなとサッカーやってて、本当に楽しかったんです。何も考えずに毎日放課後にサッカーやって、家に帰ったら美味しいご飯ができていてっていう。3年間全部が楽しかったので、未だに戻りたいな〜って思っています」

――お仕事の面ではどうですか?

「仕事に関しては、だんだんと露出が増えていって、主演をやらせていただく機会があったり、いろいろな作品に携わらせていただくことも多くなって、仕事に対しての責任感というものが徐々に生まれていった気がします。自分が好きな原作の作品で自分が好きなキャラクターで初めての主演をやらせていただいたり、話題作に出演させていただいたり、10代後半くらいから楽しいって思える仕事がすごく増えて、もっと頑張ろう!と思える10代ラストだったなって思います」

――小さい頃からいろんなお仕事をされてきたなかで、この世界でやっていくんだと決意したのはいつ頃ですか?

「僕はすごく気分屋なので、結構コロコロ気持ちが変わるタイプなんですよね。でも、やっぱり、お仕事が入る度に頑張ろうって思えたり、この仕事やってて良かったなと思うこともどんどん増えてきてるなと思います。最近でいうと、まだ情報解禁前なので詳しくは言えないですが、小さい頃から憧れていた作品に出させていただく機会があって。現場の監督さんがとても厳しい方だったのですが、愛もすごく感じましたし、役へのプレッシャーとかもありましたが、全体的にすごく楽しくて。この仕事に対してのやりがいを改めて感じて、役者を続けたいなと、ここ10年間仕事をしていて一番強く思えた瞬間でした。19歳でそのお仕事に出会えて本当に良かったなって思っています」

――このお仕事の魅力・楽しさとは?

「やっぱりいろんな人の人生を演じられるということが僕はすごく楽しいです。オリジナル作品もそうだし、時には自分の好きな原作の作品を演じることもありますが、全部違う人物だし、普通に生きていたら経験できないことを役を通して体験することができる。それと、作品を見てくださった人に、何かを与えられたりすることができるというのもすごく素敵なことだなと思っています。監督さんやスタッフさん、キャストのみなさんと一緒に一つのものを作り上げて完成させるというのもすごく達成感がありますし、やりがいを感じることがたくさんある仕事だなと感じています」

――では最後に、20歳になったら“デビュー”したいことを教えてください。

「親と一緒にお酒を飲みたいです。母親がお酒強くて、飲んでいるときいつも楽しそうなんですよね。なので、弟と家で一緒にまったりしつつ、親と一緒にお酒を飲むことが20歳の最初にやりたいことです」

【写真集概要】
荒木飛羽写真集『20』
撮影:MARCO
発売日:2005年9月29日
価格:3,850円(税込)
仕様:B5判・ソフトカバー・オールカラー96ページ
発行:ワニブックス

【プロフィール】
荒木飛羽(あらき・とわ)●2005年9月28日生まれ、茨城県出身。スパイスパワー所属。
2014年に俳優デビューし、子役時代には数々の人気俳優の幼少期役を演じて話題に。主な出演作は、NHK 大河ドラマ『西郷どん』、NTV『あなたの番です』、映画『人魚の眠る家』、映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Biginning』、Netflix『First Love 初恋』、CX『ばらかもん』、MBS『スメルズ ライク グリーン スピリット』主演、映画『あのコはだぁれ?』、CX『おとなりコンプレックス』主演など。

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