“歌舞伎”や“将棋”など、日本の文化にスポットを当てた作品が話題!今年中に見るべき映画・ドラマ4選

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2025年09月27日 17:01  cinemacafe.net

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『国宝』©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会
昨今日本へのインバウンド需要が急増。その影響もあってか、このところ“日本の文化”に焦点を当てた映画やドラマ作品が大きな注目を集めているという。そこで今日は、今年中に見ておくべきおすすめの映像作品をピックアップして紹介! 日本に住んでいる私たちにとっても、目からウロコが落ちるような新しい発見があるかも…?

今年一番の話題作といえばコレ! 映画『国宝』
世襲制の“歌舞伎”ならでは、波乱万丈の人生とは――?
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄(吉沢亮)は、任侠の一門の抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主である花井半二郎(渡辺謙)に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込むことに。そこで半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介(横浜流星)と出会い、ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが…。多くの出会いと別れが、彼の運命の歯車を大きく狂わせる。誰も見たことのない禁断の歌舞伎の世界を描いた映画『国宝』。

まるで1年分の大河ドラマをイッキ見したかのように、主人公の波乱万丈な人生が濃縮して描かれている本作。とにかく見応えがあるという一言に尽きるだろう。血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り…。「その才能が、血筋を凌駕する。」というコピーがある意味皮肉にも聞こえてくるクライマックスの歌舞伎シーンは、見た者を圧倒する日本の美が凝縮されていた。まだチェックしていないという方は、今年中に話題作を劇場で要チェック!

“相撲”を題材にしたNetflixドラマシリーズ
「サンクチュアリ -聖域-」で、渾身の下剋上スカッとを味わおう
2023年〜Netflixで配信をスタートしたドラマ「サンクチュアリ -聖域-」。相撲のセンスはあるものの、品性や礼儀は欠片もない不良少年・小瀬清(一ノ瀬ワタル)は、ある出会いをきっかけに相撲の世界へと足を踏み入れる。最初はお金のために稽古と向き合っていた小瀬だったが、猿桜という四股名をもらい、さまざまな出会いを経て、やがて各界を揺るがす存在へと成り上がっていく。

相撲部屋、相撲界、新聞記者――それぞれの視点から見た“相撲”の裏側が非常にリアルに描かれている本作。身体をぶつけ、心をすり減らしながら戦う力士たちに秘められた過去。厳し過ぎる稽古に耐え続けるのは並大抵のことじゃない。彼らの熱過ぎるまでの情熱は一体どこから来るのか? 手に汗握る成り上がりストーリーを存分に楽しめる一作。異例の大ヒットにつき、ファンからは続編に待望の声も挙がっているので今後の動向を見守っていきたい。

復讐のために立ち上がるダークヒーロー
「MISS KING/ミス・キング」で“将棋”界の裏側に迫る!
日本が誇る伝統文化である“将棋”を舞台に、逆境に立ち向かう女性の生き様を、美しく、そして力強く描いた本格ヒューマンドラマ「MISS KING/ミス・キング」が、9月29日(月)夜8時よりABEMAにていよいよ配信スタート。天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥は、辛い過去と向き合いながらも、その深い憎しみから開花させた才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していく。

飛鳥とバディを組み、飛鳥の父へ復讐を企てる元棋士のヒモ男・藤堂成悟を演じるのは、藤木直人さん。復讐計画を見守る藤堂の恋人・堺礼子役には倉科カナさん、飛鳥が人生を懸けて復讐する父親の結城彰一役には中村獅童さんの出演が決定している。日本では前例のない女性棋士を目指し、人生のどん底から盤上で這い上がっていく主演・のんさんの迫真の演技に期待が高まる。

日本の伝統といえば、忘れてはならない“かるた”
ドラマ放送で再燃中の「ちはやふる」は映画と合わせて二度楽しめる
“競技かるた”に青春をかける高校生たちの姿を熱く描いた、累計発行部数2900万部越えの大ヒット同名漫画を原作に、2016年、2018年には3部作として実写映画化された「ちはやふる」。映画から10年後の世界を原作者である末次由紀さんと共に紡いでいくオリジナルストーリーで、2025年夏クールにて放送されたドラマ版「ちはやふる−めぐり−」が今、改めて話題を集めている。

本作最大の魅力は、やはりそのみずみずしい青春風景にあるだろう。「学生時代の限られた時間に何をするか」大人になって振り返ってみても、当時の選択が人生に多大なる影響を与えていることを痛感する人も多いはずだ。今作の中では、その時間の多くを“かるた”に捧げた高校生たちの一勝にすべてを懸ける熱い思いが丁寧に紡がれていく。映画版から続投してゲスト出演しているキャストにもぜひ注目してご覧いただきたい。

以上、このところ話題を集めている、“日本の文化”に着目した作品4選。いかがだっただろうか。今まさに旬の作品を、2025年のうちに楽しんでみては?



(YUKI)

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