
9月27日(土)の放送では、音楽プロデューサーのShin Sakiuraさんがゲストに登場。ここでは、27日のオンエアの模様を紹介します。アイナと初めて出会ったエピソードや、「革命道中–On The Way」の楽曲制作秘話を語ってくれました。
(左から)パーソナリティのアイナ・ジ・エンド、Shin Sakiuraさん
◆長く交流のあるShin Sakiuraとの出会いは?
Shin Sakiuraさんは、音楽プロデューサー、ギタリストとして活動し自身の楽曲を発表。さまざまなアーティストのプロデュースや楽曲編曲を手掛け、アパレルブランドや企業のMV、CMへの楽曲提供など幅広く活躍しています。アイナ・ジ・エンドの楽曲「革命道中–On The Way」では、作詞・作曲を共作しました。
アイナ:初のゲストは、私の古い付き合いのお友達です。アイナ・ジ・エンド「革命道中–On The Way」の作詞作曲にも参加してくれている、Shin Sakiura君です。
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アイナ:そうですね。マイク越しに届くShin君の声も、すごく新鮮に感じます。番組初ゲストとして来てくれてありがとうございます。改めて、今どんな活動をしているのか自己紹介をお願いします。
Shin:はい。Shin Sakiuraと申します。音楽プロデューサーとして、アイナ・ジ・エンドをはじめ、最近だとDa-iCEとGENERATIONSの「Grounds」というコラボ曲や、なとり君やSKRYU(スクリュー)君などの制作にも携わっています。あと、自分のソロ名義でも楽曲を作っています。
アイナ:マジですごいんだよ、Shin君って。今日はそんなShin君との思い出や、Shin君とは何者かってことを、いろいろ話していきたいと思います。
Shin:よろしくお願いします!
アイナ:まずは、出会いについて。きっかけは覚えている?
Shin:めっちゃ覚えている。とある“キーマン”がいて、当時はまだアイナ・ジ・エンドじゃなかったけど、アイナっていうアーティストがギターを弾ける人を探していると。その人から「身内にお前しかいないから紹介してもいいか」と言われたのが始まりかな。
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Shin:深夜イベントとかもやったよね(笑)。
アイナ:高田馬場のめっちゃ小さいところとかね(笑)。そこでライブを何回かやらせてもらいました。ライブっていうか、そもそもライブになっていなかったけどな(笑)。
Shin:いつも必死ではあったよね。でも当時から、「こいつの歌はすごい!」って思っていたよ。
アイナ:こうやって時を経て喋っているのも不思議ですよね。そこから一緒に音楽を作ろうってなって。私が初めて作った曲「きえないで」を18歳のときにShin君に渡して、ギターを入れてもらったよね。
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◆ふたりのお気に入り楽曲「Aria」を共に聴く
アイナ:渋谷の小さいライブハウスでライブをしたときに、「この曲をやりたいから適当にギター入れてくれへん?」って無茶ぶりしたことも覚えている(笑)。
Shin:そうそう。楽譜もなしで、ほぼ初見でやらされた(笑)。いい時間でしたよ。
アイナ:あと「スイカ」もギターを入れてもらったね。今リリースしているものではなくて、10代の頃のデモ。そこから「家庭教師」「Frail」とか、いろいろな楽曲制作を一緒にやってきました。あとは、BiSH時代にも1曲やったよね。
Shin:「リズム」ね。この曲はお互いが大学生ぐらいのときに作った曲で、メロディーとかコードの世界観があまりにもよすぎて頭に焼き付いているから、日常生活でふとしたときによぎるのよ。
アイナ:嬉しい! 私が2016年に喉の手術をする前に歌声を残しておきたくて、一緒に作ったのが「リズム」の原型。だけど、私は当時ソロ活動をしていなかったから、リリースする予定がなかったんだよね。
Shin:そうだったね。
アイナ:時を経て、「アイナが送ってくれた曲、めっちゃよかったからBiSHでリリースしない?」みたいな流れになったんだよね(笑)。
Shin:スマホにデータは残っていたけど、忘れた頃に連絡をいただいて、結果正式なリリースの話をいただくことになりました。
アイナ:やっぱり、うちらのヒリヒリした時代に作ったのもよかったんよ。そんな時代からちょっとずついろんな曲をやってきて、最近だと「Aria」ですね。
Shin:いいよね。かなり好きでめっちゃ聴いている。
アイナ:じゃあ一緒に聴きましょうか。アイナ・ジ・エンドで「Aria」です。

(左から)パーソナリティのアイナ・ジ・エンド、Shin Sakiuraさん
◆「革命道中–On The Way」制作でこだわったポイントは?
アイナ:「Aria」の次、アニメ「ダンダダン」の第2期オープニングテーマ「革命道中–On The Way」を一緒に作ってくれたのも、Shin Sakiura君なんです!
Shin:ありがとうございます!
アイナ:つい最近、「ダンダダン」第2期が終わったよね。毎週の楽しみやったんやけど、Shin君って元々「ダンダダン」は好きやった?
Shin:もうね、思い出しただけでも鳥肌立つけど、普通にめっちゃ読んでたんよ。おもろい漫画あるなって思って完全にファンやったの。SNSでもアニメ化の話題を追いかけていて、「うわ、アニメやるんか、最高やな」ってチェックしてたのね。
アイナ:へえ〜!
Shin:だから、アイナから「ちょっと仕事の相談あって」って連絡が来たとき、「なになに?」って聞いたら、「『ダンダダン』って知ってる?」って言われて。知ってるも何もめっちゃ知ってるってなった(笑)。そうしたら「オープニングやるんです」って聞いて、「ぜひやらせてください!」みたいな。しかも、原作をずっと読んでいてイメージがあったから、インスピレーションがめちゃくちゃ湧いたの。
アイナ:読みながら頭で曲を作ってたのかもしれないね。
Shin:そういうのもあるんかもね。俺はピカピカの笑顔でデモを作って、「こんなんどう?」って聴かせたら、アイナが「すごいいいと思う!」って言ってくれた(笑)。
アイナ:マジですごかったなあ。Shin君ってアニソンについてすごく研究しているイメージがあって。「革命道中–On The Way」で「これだけは絶対に取り入れよう」と思った要素ってあります?
Shin:サビ前の「ダメダメ」「待て待て」の部分は絶対に入れたかった。あそこはコード進行がないんよ。俺の曲って基本全部コード進行があるから、正直ちょっと疲れていたというか。だから「違うアプローチをしたい」と思ってやらせていただきました。言ってしまえば、あのパートって“渇き”よね。
アイナ:おお!
Shin:そこで止めるからこそ、サビで一気にコードが動いたときに疾走感が出る。あそこはやって本当によかった。
アイナ:すごいじゃんShin君! リスナーも初めて聞く裏話だと思う。
◆不安な気持ちが成長を後押しする
アイナ:「革命道中–On The Way」が完成したときって、どんな気持ちだった?
Shin:一番は「これでよかったんかな?」っていう不安かな。すごい期待がかかっている仕事だし、本気を出すのにふさわしい場所やったから特別な意味もあった。でも同時に「大丈夫かな」が一番大きかったかな。
アイナ:不安があるからこそ成長できたり、スキルに磨きがかかったりしてんのかなって毎回思うねん、アイナは。
Shin:へえ!
アイナ:もちろん不安もあるけど、それ以上に「早く届けたい」「絶対喜ぶやろな」って思っちゃうねん(笑)。そやから、Shin君のそういう不安感が私にとってはめっちゃ刺激的やった。
Shin:新鮮なんや。
アイナ:だからこそリリースされたときはやっぱり嬉しかったでしょ?
Shin:めっちゃ嬉しかった。
アイナ:そんなShin君から告知があります!
Shin:はい。10月1日(水)から5日(日)まで、恵比寿リキッドルーム2階の「KATA」という場所で写真展をやります。趣味で撮った写真の展示なんですけど、僕は1日、3日、5日に在廊しています。詳細は私のSNSを見てください。
アイナ:リスナーのみなさんもぜひ行ってください。
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全国9都市を回る全国ツアー「革命道中」が10月1日(水)の愛知公演(Zepp Nagoya)から始まります。ファイナルは10月31日(金)の東京公演(Zepp DiverCity)です。そして12月20日(土)には、念願だった東京ガーデンシアターでワンマンライブ「nukariari」を開催。詳しくは公式サイトをご確認ください。
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<番組概要>
番組名:東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの「ほな、また」
放送日時:毎週土曜18:00〜18:30
パーソナリティ:アイナ・ジ・エンド
番組Webサイト: https://tfm.co.jp/honamata/
番組公式X:@honamata_tfm
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