
【写真】夫とのエピソードを語り、赤面した筧美和子
本作は、昭和の風情が残る炭鉱町・福岡県大牟田市を舞台に、人生につまずいた大人たちと、病気を抱えながらも前向きに生きる少女の偶然の出会いから生まれる、かけがえのない絆の物語。
今作で映画初主演を務めた筧は「本当に光栄でした」と喜びを語りつつ、「主演らしいことは何もしていなくて。ここにいらっしゃる皆さんや他のキャスト、スタッフさんたちの心強い支えがあって、リラックスして撮影を終えることができました」と撮影期間を振り返った。
この日、登壇したキャストは、筧以外の全員が福岡県出身。地元福岡での撮影、さらに博多弁を使う役を演じることになったが、陣内は「最初に台本を読んだ時、この役は無理だなと思いました。だって、上京してもう45年経ちますからね。ほとんど垢抜けしてしまっている。もう洗練されてしまっているんです!」と言って笑いを誘う。
続けて「トレンディー俳優としてチヤホヤされちゃったもんですから、田舎の人の役を僕ができるのかなぁと思いました」と冗談交じりに演技への不安があったというが、筧から「だいぶコッテリしていましたよ」と違和感ない役作りをしていたと暴露された陣内。福岡では先行上映されており、すでに映画を観た実妹からも「お兄ちゃん、ピッタリだったよ」と言われたことを明かした。
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今年3月に結婚を発表し、まだまだラブラブな様子。「愛を感じました」と顔を赤らめながら語った筧は、改めて劇場を見渡し「公開してすぐにこんなたくさんの方々に足を運んでいただけて、良いスタートを切れました。幸せな気持ちでいっぱいです」と観客にも感謝。さらに「福岡の舞台あいさつで林田さんが言っていたのですが、“映画は見ていただいてようやく映画になる”と。皆さんのもとに届いて完成するので、何度も観てほしいです」と作品をアピールしていた。