22日に緊急入院し、帯状疱疹(ほうしん)の診断を受け、25日に2週間の休養を発表したフリーアナウンサー笠井信輔(62)が29日、ブログを更新。27日のブログで、入院4日前から腫れ上がって開かなくなった右目の視力が0・2まで落ち、味覚障害も起きるなど重症化し、体力が落ち、入院後は車椅子生活になったと明かしたが「点滴治療がやはり効果があるようで、徐々に体調が良くなってきて味覚障害もなくなり車椅子がなくても歩けるようになりました」と、味覚障害と車いす生活から脱したと明かした。
笠井は「一つわかったことがあります。『私も帯状疱疹でした』という方が、とても多いということです」とつづった。19年12月に悪性リンパ腫の「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」と診断され、翌20年に完全寛解したことが大きなニュースとなり、現在も講演活動含め発信を続けているが、今回の入院後、さまざまな反響がある中で、罹患(りかん)した人からの声を聞いた。その中で「5年前の悪性リンパ腫のときとは比べものにならないほど、たくさんの人が帯状疱疹を経験していることがわかりました。考えていた以上に、帯状疱疹は大変な病気なのです」と、帯状疱疹(ほうしん)の恐ろしさに気付いたとつづった。
その上で「調べてみると、水疱瘡(みずぼうそう)にかかった人は基本的に帯状疱疹ウイルスを持っていて、日本人の成人9割が該当するそうです」と、日本人の多くの人が、帯状疱疹(ほうしん)にかかる可能性があると指摘。「つまり、コロナやインフルエンザのように『どこかで感染する』病気ではなく、自分の体内に潜んでいる帯状疱疹ウイルスが原因 免疫が低下したり、疲労やストレスが溜まったりしたときに、それらが引き金となって体内のウイルスが活性化し、悪さを始めるということだそうです」と説明。「誰もが帯状疱疹になる可能性を持っているのです。正直、私はそこまで考えていませんでした」とした。
その上で、改めて今回、入院にまで至った、自身の病状の悪化を紹介した。
「私の場合、最初に目の近くに水疱ができました ・結局1つしかできなかったこと ・発熱や激しい頭痛がなかったこと ・その水疱がすぐにかさぶたになり、快方に向かっているように思えたこと これらの理由から、対応が遅れてしまいました しかし実際は、快方に向かっているように見えながらも症状が目に進行していたというタイプだったようで、気づきにくい帯状疱疹だったのです」
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笠井は「悪性リンパ腫のときもそうでした。私はリンパ節が全く腫れないケースだったため、発見が遅れステージ4 つくづく、厄介なタイプの病気に縁があるものだと感じています」と我が身を嘆いた。
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