高杉真宙主演、森ガキ侑大監督『架空の犬と嘘をつく猫』1月公開。伊藤万理華、深川麻衣ら共演

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2025年09月29日 13:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

映画『架空の犬と嘘をつく猫』が2026年1月9日に公開。ポスタービジュアルと予告編が到着した。

同作は『愛に乱暴』などで知られる森ガキ侑大監督の最新作。弟の死により現実を見なくなった母親を筆頭に、家族誰もが「不都合な真実」から目をそらし、それでもなお一緒に暮らしている、機能不全の羽猫家の約30年間を描く。原作は寺地はるなの同名小説。脚本は『浅田家!』で『日本アカデミー賞』脚本賞を受賞した菅野友恵が手がけた。2024年に原作の舞台である佐賀県で全編ロケが行われた。

主人公・羽猫山吹役を高杉真宙、山吹の幼なじみで恋人となる佐藤頼役を伊藤万理華、山吹の初恋の相手・遠山かな子役を深川麻衣、母・雪乃役を安藤裕子、姉・紅役を向里祐香、父・淳吾役を安田顕、祖母役を余貴美子、祖父役を柄本明が演じたほか、ヒコロヒーや佐賀出身のはなわらが共演。

ポスタービジュアルは「家族をやめたい人たちへ」というコピーとともに、羽猫一家と頼が向き合うことなく一列に並び、それぞれがバラバラの場所を見つめている様子を収めたもの。

「家族をやめたい人たちへ」というコピーから始まる予告編では、山吹が子どものころを「全然いいことがなかったとよ」と佐賀弁で回想する場面や、「壊れていく家族」というテロップ、「噓が愛に変わるとき、僕らは家族になっていく」というナレーションが確認できる。

【森ガキ侑大監督のコメント】
「家族」という集合体は、愛情や安心を与えてくれる存在であると同時に、葛藤や緊張の源にもなる。
私にとってまだ得体の知れない存在です。
そんな「やっかいで愛おしい家族」を、素晴らしいキャストとスタッフと共に佐賀の優しい風と風景の中で紡ぎました。
主演の高杉くんをはじめ、全員が本当に生き生きと輝いていて、その姿に何度も心を動かされました。
この映画は、ゆっくりと流れる川のように「時」が過ぎていく物語です。まさに人生そのもの。
そして、その「時」のほんの一部に、観客のみなさんの人生を重ねていただけたら、これほど幸せなことはありません。ぜひ劇場で体験していただきたいです。
そして、寺地先生に心から感謝しています。この繊細であたたかく、そして少しほろ苦い物語を映画として演出させていただけたこと。

【高杉真宙のコメント】
家族のカタチは、それぞれの家庭にあり、他人には見えないだけで、順風満帆なだけのカタチはないと知らないだけで、そこにはそこの苦労があるんだと。
それでも家族だから、カタチを維持するために、山吹含め、それぞれが嘘を抱えた家族の物語となっております。
嘘と愛の物語です。
よろしくお願いいたします。

【伊藤万理華のコメント】
自然がいっぱいな佐賀の景色は、人と人が関わるヒリヒリとした瞬間もやさしく見守り包んでくれていました。
季節が移り変わる中で、唯一変わらない山吹と頼の2人の時間がとても好きでした。
撮影に戻るたび、おかえり!と笑顔で迎えてくださったチームの皆さまに支えられ、大切に寄り添えた特別な作品です。

【深川麻衣のコメント】
タイトルに入っている「犬」と「猫」の意味が、読んだあととても愛おしく感じました。
なにが正解でも不正解でもなく、0でも100でもなく、それでいいんだよと、山吹の人生を通して自分まで丸ごと肯定してもらえるような、とてもあたたかい作品です。
ぜひ劇場で楽しんでいただけたら嬉しいです。
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