WHITE SCORPIONが観客を射抜くパフォーマンス!『連撃』で進化を証明

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2025年10月01日 16:11  日刊SPA!

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秋元康プロデュースによる11人組アイドルグループ・WHITE SCORPIONが、9月23日にワンマンライブ「WHITE SCORPION 3rd ONEMAN LIVE 連撃」を品川インターシティホールで開催した。これまで「初撃」「追撃」と題されたワンマンライブを行ってきたが、今回は「静」(昼)・「動」(夜)という演出の違う2公演となることから「連撃」と題された。
「静」のオープニング。2人ずつメンバーがダンスを披露しながら登場。そして最後の一人、センターを務めるHANNAが客席を射抜くポーズをキメると、デビュー曲「眼差しSniper」でライブがスタート。その後は、表題曲の「コヨーテが鳴いている」「Satisfaction graffiti」、「非常手段」を立て続けにパフォーマンスすると、会場は一気に熱気を帯びていく。 曲中、NICOが「『連撃』にようこそ! まだまだ声足りないんじゃないの? 一度きりの今日、目に焼き付けろよ!」と煽り、「ホワスピ! 連撃!」とコール&レスポンス。

23‘年10月にグループ結成してから、“勝負の2年目”を掲げるWHITE SCORPION。この夏に開催したリリースイベントでは、観客動員数1000人に挑戦した。一度目は惜しくも届かずに涙を飲んだが、二度目のリベンジで達成。スコピスト(ファンの愛称)と一丸になって喜びを分かち合った。この日の「静」公演はチケット完売。ACEは、「会場の奥のほうまでスコピストのみんなでいっぱいでウルっときちゃったんですけど、みんなの熱量に負けないように私たちも盛り上げてきます!」と気合いを入れた。

ステージにスモークが焚かれる。力強い歌詞が特徴の「動く唇」では、モノトーンの映像をバックに赤いジャケットを纏ったメンバーが椅子とジャケットプレイを巧みに組み合わせた演出でクールに魅せた。また、ダンスナンバー「なんて僕は無力なんだろう」の間奏でNAVIがソロダンスで会場を盛り上げる。この夏を彩った最新シングル「Beach opening」では、ミュージックビデオ(MV)の演出を再現。MVで使用した白Tシャツとロングスカート姿でマイクスタンドによるパフォーマンスで爽やかな歌声を響かせた。

終盤には、結成から不動のセンターとしてグループを牽引してきたHANNAが手紙を朗読。「この1年、私たちはたくさんチャレンジをしてきました。決心を抱えて、悩んで、挫折しそうになるたびに私たちの心を強くしてくれたのは、スコピストの皆さんの応援の言葉でした。そのひとつひとつが私たちの心に深く響いて、また前へ進む勇気をくれました。
正直、思い通りにいかないことばかりで、泣きそうになって何度もあきらめそうになりました。どうしたらもっとたくさんの人にWHITE SCORPIONを知ってもらえるか? 毎日毎日悩んで、今もまだ答えが見つからないままでいます」と涙を流しながら苦しい胸の内を明かした。

溢れる涙を拭って、前を向き直したHANNAは「でも、私たちが絶対に忘れたくない思いがあります。それはライブで、皆さんの心を撃ちたいということ。ただ踊って歌っているだけじゃなくて、私たちが持っているすべての情熱を皆さんのために届けたい。まだ見ぬ誰かの心を動かすために、どうか私たちに力を貸してください!」と呼び掛けると温かい拍手に包まれた。

アンコールでは純白の新衣装で、10月22日リリースのセカンドミニアルバム「Corner of my heart」から「愁情」「希望には羽がついてる」「Corner of my heart」の3曲をパフォーマンス。そしてラストは、再び「Beach opening」をダンサー16名とともに歌唱して、スコピストの大歓声を受けながらライブは幕を閉じた。

今年10月25日に開催されるグループ初の海外公演(香港)に加えて、12月には2周年記念ワンマンライブも控えるWHITE SCORPION。まだまだ彼女たちの連撃は止まらない。









取材・文/吉岡 俊 写真/OVERSE/KING RECORDS

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