芳根京子、キンプリ高橋海人との“入れ替わり”作品に「戻ることがゴールと勝手に思い込んでいた」

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2025年10月01日 23:40  クランクイン!

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芳根京子&高橋海人、映画『君の顔では泣けない』ジャパンプレミアにて  クランクイン!
 女優の芳根京子とKing & Princeの高橋海人(高は正しくは「はしごだか」)が1日、都内で開催された映画『君の顔では泣けない』ジャパンプレミアに、西川愛莉、武市尚士、中沢元紀、坂下雄一郎監督と共に出席。本作への思いを語った。

【写真】にっこり笑顔の高橋海人

 本作は、君嶋彼方のデビュー作である同名小説を坂下監督のメガホンで映画化。ある日突然、誰かの体と入れ替わってしまう─数々の名作を世に送り出してきた“入れ替わりもの”。そこに【15年も入れ替わったまま】という独自の設定が加わり、新たな物語が完成した。

 坂平陸と水村まなみが入れ替わり、外見がまなみとなった陸を演じる芳根は「入れ替わりものというと、戻ることがゴールと勝手に思い込んでいたけれど、今回の場合、15年という時間が経った先にあるものは、『果たして戻りたいと思うのか』というところに、『そうだよね』って、すごくうなずいてしまったところがありました」とコメント。オファー時の心境については「とにかく難しいだろうな、と。でもこの作品を乗り越えた先の景色が見たいと思ったので、『うわー、難しそう! やります!」って言いました(笑)」と語った。

 また、外見が陸となったまなみを演じる高橋は、脚本を読んだ時の印象を「笑いの要素だったり、ラブとかそういうシーンというよりも、15年間過ごしていく中での少しずつの心の揺らぎだったり、それぞれが人生をどういう選択をしていくかとか、しっかり重たい作品になっているなと思った」と回顧。

 そして「自分で言うと例えばライブでファンのみんなと会った時とか、すごくうれしいですけど、それが誰かの体を借りている状態の自分だったら」と想像し、「ただうれしい気持ちだけじゃなくて、申し訳ないなとか、ちょっと切ないなとか、今、相手はどうしているんだろう、とか、普通のいわゆる喜怒哀楽じゃない、2人だけが持っている喜怒哀楽みたいなところがシーンとしてたくさん描かれていた」と明かした。

 さらに、自身が入れ替わりたい存在について聞かれた高橋は「1時間くらいAI(と入れ替わりたい)」と告白。AIとの対話で、回答を待つ時間を「AIがめちゃくちゃ資料とかをこうやって引っ張り出して調べている時間があるんじゃない?」と妄想し、「擬人化したAIみたいな。相当大変だろうけど」と入れ替わりに思いをはせた。

 高橋が入れ替わったAIを想像した芳根が「すっごい待たされるね」と指摘すると、高橋は「僕がやったらそうなる(笑)」と苦笑。「1時間だけ。相当厳しいと思うんで。厳しい世界ですよ。タイパが悪いと思います」と続けていた。

 映画『君の顔では泣けない』は、11月14日より全国公開。
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