モデルプレスのインタビューに応じた小栗旬、ハン・ヒョジュ(C)モデルプレス【モデルプレス=2025/10/02】Netflixシリーズ「匿名の恋人たち」(10月16日より世界独占配信)で主演を務める小栗旬(おぐり・しゅん/42)、ヒロインのハン・ヒョジュ(38)にモデルプレスがインタビュー。2人の信頼が深まったきっかけや、運命的なキャスティング秘話、お互いがキュンとしたシーンなどをたっぷりと語ってもらった。
【写真】小栗旬、人気韓国女優と見つめ合う密着ショット
◆小栗旬×ハン・ヒョジュ「匿名の恋人たち」
30〜40代の大人の純愛を描く“ロマンティックコメディ”として始動した本作。“人に触れられない”“人の目を見られない”という、恋愛には絶望的に向かない男女の恋模様を、実力派の豪華キャストと世界で活躍する日韓のスタッフが集結し、不器用だけど愛おしい大人の恋をコミカルに描く。
ある理由から人と握手さえ交わせなくなってしまった潔癖な製菓メーカー御曹司の主人公・壮亮を小栗旬(以下、小栗)、“視線恐怖症”を抱える天才ショコラティエのハナをハン・ヒョジュ(以下、ヒョジュ)が演じる。
◆小栗旬、ハン・ヒョジュの運命的なキャスティング秘話
― お互いが相手役だとお聞きした際は、どんな印象を持ちましたか?
小栗:実はオファーがちょっと特殊で、僕がプロデューサーのイム(イム・スンヨン)さんとお会いして初めてか2回目くらいのタイミングに「相手役の女優さんはどうしようか」と話していたんです。そしたら、イムさんが「友達のヒョジュに電話しよう!」と電話をかけて、僕はヒョジュさんとテレビ電話越しに初めてお会いしました。電話を切ったあと、僕が思わずイムさんに「ここにハナがいるじゃないですか!」と言ったら、イムさんが「旬がそう言うなら頑張ってみる」と韓国に戻ってヒョジュさんと話してくれたんです。ヒョジュさんにハナを演じてもらえたら嬉しいなと思って言ったことが、本当に実現して、とても嬉しかったです。
― ヒョジュさんは、電話がかかってきたときどんな気持ちでしたか?
ヒョジュ:「なんで小栗旬さんが急に出るの!?」とびっくりしました。そのとき撮影でヨーロッパにいたのですが、本当にいきなり電話が来て「うわ、小栗旬だ…!」と(笑)。でもすごく嬉しかったです。
― オファーを受けた決め手は?
ヒョジュ:これまでもいくつか日本の作品に出演していましたし、新しいことに挑戦したいという気持ちがありました。私にとって信頼できる人たちだったので皆さんを信じて選びました。
◆小栗旬×ハン・ヒョジュ、信頼が深まった2人だけの会話
― お二人ともとても仲睦まじい雰囲気ですが、撮影を通じて印象が変わった部分がありましたら教えてください。
ヒョジュ:オッパ(お兄さん)だけど、たまにすごく少年みたいで(笑)。まだ少年の心を持っているところが良いと思います。
小栗:出会って約1年ちょっと一緒に過ごさせていただきましたが、すごくはっきりしている人で、ものすごく付き合いやすいです。あと、全ての撮影が終わって、最後にバリでヒョジュと話ができる時間があったのですが、その話が自分にとってすごく良かったんです。
― ちなみに、どのようなお話をされたのでしょうか?
小栗&ヒョジュ:それは秘密です(笑)。
― お二人だけの秘密ということですね(笑)。そのお話からお互いの信頼がさらに深まった?
小栗:はい。本当に僕の中ではそうです。お互いにシンパシーを感じられるような話ができて良かったです。
◆ハン・ヒョジュ、小栗旬に救われたこと「いるだけで頼もしい存在」
― 本作では壮亮とハナが心を開いていく過程が描かれていますが、お二人は初共演ということで、撮影中にコミュニケーションで意識していたことはありますか?
小栗:ほぼ日本語で話さなければいけないので、ヒョジュにとってすごく大変な現場だったと思います。だから、なるべく彼女にそれ以外のストレスがないようにしたいなと思って過ごしていました。仲間たちとみんなで盛り上げながら撮影ができたので良かったです。
ヒョジュ:本当にたくさん現場で助けられました。今思い出したけど、オッパと仁(赤西)が差し入れ勝負していたよね?
小栗:そうなんです(笑)。もう途中からどっちが良い差し入れをするか勝負していて、フードトラックが必ず現場に来ていました。
ヒョジュ: すごくありがたかったです(笑)。
― すごいですね!もし、ヒョジュさんが勝負の結果を決めるなら?
ヒョジュ:全部良かったので私としては永遠に勝負し続けてほしいなと(笑)。本当にすごく素敵な現場で、みんなが助けてくださってすごくありがたかったです。現場に行くのが楽しかったです。
小栗:韓国から来ている美術チームなど女性のスタッフさんも多かったので、スイーツ(のフードトラック)が来てテンションが上がってたりしてたね。
ヒョジュ:本当にみんな喜んでいました。かき氷も美味しかったです!
― 先ほどヒョジュさんは、小栗さんに現場で助けられたとお話していましたが、具体的にどんなときにそう感じましたか?
ヒョジュ:とにかく優しいです。2人のシーンが多かったので、カットがかかったら「合ってる?」「大丈夫?」とたくさん聞いていました。本当にいるだけで頼もしい存在です。
◆小栗旬&ハン・ヒョジュがキュンとしたシーン
― お互いに壮亮とハナにキュンとしたことはありますか?
ヒョジュ:壮亮はかっこいい印象でしたが、話が進むにつれ、私が思っていたよりもずっと不器用で可愛くて、ちょっと面倒くさいキャラクターだったと思います(笑)。
― 特にどのシーンで思いましたか?
ヒョジュ:私は雨のシーンが好きです。
小栗:傘を渡してかっこよく去っていくんだけどね(笑)。
ヒョジュ:すぐ戻ってくる(笑)。
― 小栗さんとしては、かっこよさを意識されていたのですか?
小栗:颯爽とね(笑)。ちょっと引きの画があって、そこはすごくかっこよく去っていっている風に見えています。
― 逆に小栗さん自身がハナにキュンとしたことはありますか?
小栗:「お互いのことが大丈夫な2人で練習しよう」と話してから、壮亮としてはどんどんハナさんへの気持ちが盛り上がっていたと思います。レストランでご飯を食べるシーンで「練習だから見つめさせて」と目が合って、こっちがどんどん汗をかいていってしまうシーンも素敵だなと思いました。さっき話していた雨のシーンや寛(赤西)とのシーンなど、切なそうな顔をしているハナさんにキュンとくることが多かったかもしれません。
◆小栗旬&ハン・ヒョジュの“夢を叶える秘訣”
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者がたくさんいます。そういった読者に向けて小栗さん、ヒョジュさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。
ヒョジュ:夢叶った?
小栗:何個か叶った夢はあるね。夢叶った?
ヒョジュ:私も何個かあります。今の夢はある?
小栗:何個かあるよ。夢を叶える秘訣…難しいですね、どうしたらいいんでしょうね(笑)。でも夢を思い描いたその日から、その夢を“夢”と思わず目標として掲げて、辿り着くイメージをし続けることが大事なのではないでしょうか。“夢”と大きく捉えると叶えるのが大変なこともあるので、その“夢”が“目標”に変わったら達成できる可能性も高くなるのかなと思います。
今もヒョジュに「夢ある?」と言われて、“夢”というよりまずは“目標”だよな、と思い、それらを実現するために何をしたらいいのかということをずっと考えながら辿り着こうと思っています。
ヒョジュ:私は、“夢”と“目標”は違うと考えています。夢は“夢”だから大きく考えてもいいんじゃない?だから叶わなくてもいい。叶えられるか叶えられないか分からないけど、夢に向かって努力することはすごく素敵だと思います。でも目標だったら、達成するために努力しなければいけないと思います。
― 素敵なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
◆小栗旬(おぐり・しゅん)プロフィール
1982年12月26日生まれ、東京都出身。1998年にドラマ「GTO」(カンテレ)で連続ドラマに初めてレギュラー出演し、その後もドラマ、映画、舞台と様々な作品で存在感を見せる。近年の主な主演作は、ドラマ「日本沈没-希望のひと-」(2021年/TBS系)、「鎌倉殿の13人」(2022年/NHK大河)、映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」(2019年)、「罪の声」(2020年)、「フロントライン」(2025年)など。待機作にドラマ「豊臣兄弟!」(2026年/NHK大河)、「ガス人間」(Netflix)がある。
◆ハン・ヒョジュ プロフィール
1987年2月22日生まれ、韓国出身。2009年に放送された主演ドラマ「華麗なる遺産」が高視聴率を記録し一躍話題に。その後も「トンイ」(2010年)や「監視者たち」(2013年)など数々の話題作に出演。2014年には、映画「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」にて日本映画初出演を果たし、ヒロインを演じた。近年の主な出演作は映画「パイレーツ」(2022年)、ドラマ「ムービング」(2023年/Disney +)、「毒戦 BELIEVER2」(2023年/Netflix)、「支配主」(2024年/Disney +)など。
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