
【動画】竹原ピストルの力強い歌声が寄り添う――『港のひかり』スペシャル予告
本作は、過去を捨てた元ヤクザと目の見えない少年との十数年を描く、年の差を超えた友情と再会の物語。昨年に公開され数々の映画賞を総なめにした映画『正体』にて、第48回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した藤井道人監督と、キャメラマン・木村大作が初タッグ。北陸の港町を舞台にした完全オリジナル脚本の作品となる。
主人公の元ヤクザの“おじさん”を演じるのは、7年ぶりの単独主演作となる舘ひろし。盲目の少年・幸太を歌舞伎界の新星・尾上眞秀、成長した青年・幸太を眞栄田郷敦がそれぞれ演じる。
ヤクザだった過去を捨てて生きる男・三浦(舘)と、不慮の事故で両親を亡くした盲目の少年・幸太(尾上)。今回解禁されたスペシャル予告映像には、孤独だった2人が次第に年の差を超えて特別な友情を育んでいく姿が映し出される。
何ふり構わず身を投げ打ってまで幸太を守ろうとする三浦に対し、影ながら2人を見守っていた荒川(笹野高史)は「なんであの子にそこまでしてあげるんだい?」と問うが、三浦は「あの子は私のことを、一人の人間として接してくれました」と小さく呟く。
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この予告映像で流れているのは、竹原ピストルが本作のために書き下ろしたインスパイアソング「千切れ絵のように私は」。作品の世界観が見事に表現された、力強くも温かなメッセージが伝わる楽曲に仕上がっている。
作詞作曲を手掛けた竹原は「カメラの前にいるときも、空き時間においても、気さくに他愛のない雑談を交わして下さったり、『竹原さん、飲む?薄いよ??』とご持参のコーヒーをご馳走して下さったり。舘さんはとても優しく、あたたかに接して下さいました」と過去に舘とドラマで共演した際のエピソードを明かす。
続けて「この歌を書くにあたっての発想の出発点、始めに思い描いたイメージは、ご⼀緒させていただいたあの撮影現場において、全身で感じ取った舘さんの重厚な人間力、包容力だったように思います。『舘さん、あのときはありがとうございました』というごくごく私的な感謝の気持ちも、この歌を通して、こっそりと舘さんに伝わったら嬉しいなと思っています」と語っている。
映画『港のひかり』は、11月14日より全国公開。
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竹原ピストル(インスパイアソング担当)コメント全文
もう何年も何年も前。ほんのワンシーンでしたから、きっと舘ひろしさんは覚えてらっしゃらないかと思いますが、ぼくはとあるドラマで(そのときは自分も役者として、)舘ひろしさんと共演させていただいたことがあります。カメラの前にいるときも、空き時間においても、気さくに他愛のない雑談を交わして下さったり、「竹原さん、飲む?薄いよ??」とご持参のコーヒーをご馳走して下さったり。舘さんはとても優しく、あたたかに接して下さいました。
この『千切り絵のように私は』という歌は、言うまでもなく、映画『港のひかり』に添えていただくために書き下ろしたものです。だからまず第一に、この歌が『港のひかり』という作品にしっかりと寄り添えるものであったらいいなと思います。それでいて、この歌を書くにあたっての発想の出発点、始めに思い描いたイメージは、ご⼀緒させていただいたあの撮影現場において、全身で感じ取った舘さんの重厚な人間力、包容力だったように思います。
ですから第二に、「舘さん、あのときはありがとうございました」というごくごく私的な感謝の気持ちも、この歌を通して、こっそりと舘さんに伝わったら嬉しいなと思っています。ちなみに舘さん、あのときは緊張し過ぎていて、コーヒーの濃い薄いを感じ取る余裕はありませんでしたよ。。笑。時を経て経て、ご馳走様でした!!