宮沢りえ&伊東蒼、『湯を沸かすほどの熱い愛』以来9年ぶり“親子”共演 西島秀俊主演『人間標本』出演

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2025年10月03日 14:10  クランクイン!

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ドラマ『人間標本』に出演する宮沢りえ (C)2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.
 西島秀俊が主演し、市川染五郎が共演する12月19日配信スタートのドラマ『人間標本』(Prime Video)に、宮沢りえと伊東蒼が親子役で出演することが決定。物語のカギを握る母娘のビジュアルが初公開された。

【写真】『人間標本』宮沢りえの娘役で出演する伊東蒼

 本作は、『告白』『母性』『ユートピア』など衝撃作を世に送り出してきたベストセラー作家・湊かなえが、デビュー15周年を記念して書き下ろした同名小説を原作とするミステリーサスペンス。“イヤミスの女王”と呼ばれる湊が、10年来温めてきた【親の子殺し】というセンセーショナルなテーマに正面から挑む。

 物語は、蝶の研究者・榊史朗(さかき・しろう)教授が、息子・榊至(さかき・いたる)を含む6人の少年を「人間標本」にしたと衝撃の告白をする場面から始まる。蝶に魅せられた史朗は、なぜ息子をも標本にしたのか。その狂気の真相は、複数の視点によって語られることで、新たな真実へと姿を変えていく。

 主演は西島秀俊。本作で現代劇ドラマに初出演する市川染五郎と、初の親子役で共演が実現する。監督は『余命1ヶ月の花嫁』『月の満ち欠け』を手がけ、湊作品では『母性』に続き2度目のタッグとなる廣木隆一。

 このたび、第2弾キャストとして宮沢りえ、伊東蒼の出演が決定。第40回日本アカデミー賞で6部門を受賞した『湯を沸かすほどの熱い愛』以来、9年ぶりとなる共演が実現する。

 『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』などで日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の映画賞を受賞し、日本を代表する女優である宮沢が本作で演じるのは、榊史朗(西島)の幼馴染で有名画家の一之瀬留美(いちのせ・るみ)。“色彩の魔術師”と呼ばれる留美は、史朗が研究する蝶と同じ「四原色の色覚」を持つギフテッドであり、物語は彼女がある理由で史朗とその息子・至(市川)を含む6人の少年たちを山小屋に集めたことから展開する。

 宮沢は出演にあたり、「画家として作品に挑むエネルギーに溢れた留美という女性を演じるのは大変でしたが、10年ぶりとなった伊東蒼ちゃんとの親子のシーンを重ね、留美という役を掴んでいけたと思います」とコメント。本作ならではの世界観と、新たに加わるキャストによって紡がれるストーリー展開に、自信と期待を滲ませている。

 宮沢が演じる留美の娘・一之瀬杏奈(いちのせ・あんな)役には、先月20歳を迎えたばかりの伊東が決定。宮沢が主演を務めた『湯を沸かすほどの熱い愛』では、複雑な家庭環境に置かれた役どころを当時11歳ながら圧倒的な存在感で演じ切り、その後も映画『空白』『さがす』『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』など話題作での“怪演”が光る。

 本作では、天才画家の母を持ち、ある想いを胸に秘めた少女・杏奈として物語をミステリアスに彩る。「撮影中、純粋な憧れや愛情が激しさを増した時に、思いがけず涙が溢れたり、体の内側から渦を巻くように湧いてくる感情に驚いたことを覚えています」と語り、2人が魅せる物語のカギを握る母娘のキャラクターにも期待が高まる。

 ドラマ『人間標本』は、Prime Videoにて12月19日より配信。

※宮沢りえ、伊東蒼のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■一之瀬留美役:宮沢りえ

 企画書を頂き、湊かなえさん×廣木監督×西島秀俊さんのお名前を見て、ほぼ出演を決めました。西島さんが、この作品に挑もうと思ったその訳を知りたいという好奇心もありました。画家として作品に挑むエネルギーに溢れた留美という女性を演じるのは大変でしたが、10年ぶりとなった伊東蒼ちゃんとの親子のシーンを重ね、留美という役を掴んでいけたと思います。

■一之瀬杏奈:伊東蒼

 撮影中、純粋な憧れや愛情が激しさを増した時に、思いがけず涙が溢れたり、体の内側から渦を巻くように湧いてくる感情に驚いたことを覚えています。どんなふうになるのか、私自身楽しみにしながら撮影していたいくつものシーンが、私の想像を超えて鮮やかに、恐ろしくも切なく、映像化された本作に参加できたことが、とても嬉しいです。皆様の元へ届く日がとても楽しみです。
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