アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2025MotoGP第18戦インドネシアGP 初日 10月3日、2025年MotoGP第18戦インドネシアGP 初日のプラクティスがマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われた。モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロは7番手、アレックス・リンスは8番手で2台そろって予選Q2ダイレクト進出を決めた。
ヤマハのホームGPでもあった前戦第17戦日本GPを終え、連戦となる第18戦インドネシアGPを迎えた。前戦はなんとかスプリントと決勝ともにポイントを持ち帰ることに成功したクアルタラロだったが、初日の走り始めとなったフリー走行1回目ではリンスが好スタートを決めた。
リンスはハード/ミディアムの1セットのみのタイヤで終始周回を重ねて前半は9周、後半は14周と走り込みを実施。順調にタイムを更新して最後には1分31秒235を記録し、トップから0.426秒差で4番手で好発進を見せた。一方のクアルタラロもリンス同様に1セットのみのタイヤを使用し、9周を目処にピットイン、アウトを繰り返して走行。終盤に1分31秒342まで自己ベストを縮めて7番手につけ、ふたり揃ってトップ10入りを果たした。
続く午後のプラクティスは、クアルタラロが序盤にセッティングに取り組んでいた影響により残り15分でタイム出しを遂行することに。最初は14番手にとどまり、2回目の走行はイエローフラッグに阻まれたものの最終ラップで1分29秒837に更新。トップから0.597秒差の7番手となった。午前に好発進を決めたリンスは、午後も勢いをそのままに終盤まで5番手をキープ。最終ラップで1分29秒868を記録して8番手で終え、ふたり揃ってダイレクトQ2進出を決めた。
ファビオ・クアルタラロ(FP1:7番手、プラクティス:7番手)
「楽な一日ではなかったけど、最後に最高の1ラップができたよ。今日の時点でトップ10に入れたことはとても重要だ。でもペースについてはまだ課題がある。グリップは良かったけれど、このタイプのカーカスのリヤタイヤは予測がつきにくく、走りがやや緊張するよ」
アレックス・リンス(FP1:4番手、プラクティス:8番手)
「今日はとても好調だったよ。日本GPから勢いをキープしている。ハードワークを続けて全力で取り組み、今日は本当に素晴らしいパフォーマンスができたよ。とは言え、問題がまったくないというわけではない」
「もちろん、まだやれることが残っている。リヤにミディアムタイヤを履いたときには、温まるまでにかなり時間がかかってしまうんだ。でもソフトタイヤなら、すぐに使えるから今日は満足できたよ」
[オートスポーツweb 2025年10月03日]