マッチ熱いぜ!デビュー45周年の近藤真彦「昭和の歌の力は僕の財産」小樽公演でヒット曲連発

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2025年10月04日 04:00  日刊スポーツ

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「近藤真彦 爆音雷舞集会(笑)〜F愛上等伝説〜」の小樽公演で熱唱する近藤真彦

歌手近藤真彦(61)が3日、北海道・小樽市民会館に1200人を集めてコンサートツアー「近藤真彦 爆音雷舞集会(笑)〜F愛上等伝説〜」の小樽公演を開いた。“昭和”をテーマに「スニーカーぶる〜す」「ハイティーン・ブギ」「ギンギラギンにさりげなく」など自身のヒット曲から、新御三家の曲まで全30曲を熱唱。デビュー45年を迎えても「ずっとファンファーストで頑張るよ」と誓った。


白黒ギンガムチェックの上下の衣装で登場した近藤は「KOでOK」「サマーウェーブ」「ホンモク・ラット」ととアルバム収録曲でスタート。


最初から総立ちのファンと「盛り上がってますか」「イェーイ」「エッ!?」と耳に手を当てるACジャパンの難聴啓発キャンペーンCMの“お約束”のやりとり。「年内はこれをやって行こうと思っている」と笑った。そして「今日は結構渋い曲も歌いますよ。もちろんヒット曲も歌いますけど」と話した。


小樽は1987年(昭62)に52歳で亡くなった昭和の“不滅のスター”石原裕次郎さんが3歳から9歳まで過ごした歴史ある街。83年には裕次郎さんの代表作である映画「嵐を呼ぶ男」をリメークして主演。「小樽でコンサートは初めてだけど、裕次郎さんの関連で何回か来たことがある。歌は中継だけど、テレビで何回か一緒に歌わせてもらったことがある。映画の時は日活のスタジオまでごあいさつに行きました。あの裕次郎さんと同じ映画ができて、お会いして話ができたのは光栄ですね。僕の財産ですね」と振り返った。


「爆音雷舞集会(笑)」というツアータイトルに関しては「今回のコンセプトは、昭和の『4649(ヨロシク)』みたいな体でね。ただ本気でやってると思われるとなんなので、最後に『(笑)』って入れてる。でも、面白いですよ。地方によっては、昔のヤンキーセーラー服を着てたり。特攻服がいたりする。でも皆さん、50代でございます。ありがたいよね」と笑った。


自身のヒット曲以外にも、西城秀樹さん、野口五郎、郷ひろみのヒット曲も熱唱。自身も79年10月から80年3月までレギュラー出演したTBS「3年B組金八先生」の主題歌になった、海援隊「贈る言葉」を会場のファンとともに合唱した。


そして大きな声援を送ってくれる満員のファンを「正直言うと、本当にうれしい。デビュー当時なら分かるけど、そこから45年もたっても、日本中のどこに行ってもこれだけファンが集まってくる。やっぱり歌の力ってすごいなと思った、昭和のね。昭和の個性のある歌の力っていうのはすごいと思う。もう僕の財産です、これはね。マッチっていうニックネームもだけどね」と話した。


最後は「ギンギラギンにさりげなく」からアンコール3連発。「また、よろしく」と締めくくった。


【小谷野俊哉】


○…盟友のギタリスト野村義男(60)とのライブツアー「MasahikoとYoshio 2025」が発表された。来年2月7、8日に大阪・Zepp Bamba、同14、15日に名古屋・COMTEC PORTBASE、同20、21日に福岡・Zepp Fukuoka、同27、28日にZepp Hanedaで。「音楽的なことは野村さんい全部任せます」。


○…旧ジャニーズ時代の後輩のKAT−TUN、TOKIOが解散、嵐は来年春で活動を休止する。近藤は「グループがなくなるのは寂しさはあるよね。ただKAT−TUNの亀梨(和也)はしっかりしてて『やめますんで』と報告があったから『頑張れよ』って返しておいた。来月にコンサートがあるらしいけど、ファンの人にとっては記念になっていいよね」と話した。


○…先月21日のスーパーGTシリーズで、監督を務めるKONDO RACINGの「リアライズコーポレーションADVAN Z」がGT500クラスで優勝。9年ぶりの勝利に「車、タイヤ、エンジン、サーキット、路面温度と全部がかみ合わないと勝てない。本当のプロの集団じゃなきゃ勝てないんで本当によくチームが働いてくれた」。

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