「最後まで全力」「党立て直す」＝各候補、投開票へ意気込み―自民総裁選

　自民党総裁選は４日の投開票日を迎え、各候補は同日午前、意気込みを語った。小泉進次郎農林水産相は、東京・赤坂の衆院議員宿舎で記者団に「最後まで全力を尽くす」と表明。「全員野球の自民党、一致結束する自民党をつくらなければならない」と抱負を述べた。

　高市早苗前経済安全保障担当相は衆院議員会館で、「国会議員の支持がこの数日間で急激に広がっている」と強調。決選投票への進出も見越して演説の準備をしたと明かし、「自民党を立て直す思いを伝えたい」と語った。

　林芳正官房長官は記者団に「最後まで熱意を伝えて戦いに臨む」と訴えた。この後、陣営の議員と験担ぎの定番、カツカレーの代わりにカツを載せたハヤシライス「勝つ林ライス」を食べ、結束を確認した。

　小林鷹之元経済安保相は「同志の思いも受け止め、最後の最後まで走り抜きたい」と力を込めた。茂木敏充前幹事長は「政策はしっかりと訴えてきた」と力説。決選投票について「仲間の絆を大切にして行動する」と述べた。