
第10管区海上保安本部(鹿児島市)は4日、鹿児島県・奄美大島の西約420キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「向陽紅22」がパイプのようなものを海中にのばしているのを確認したと発表した。
この調査船は先月下旬に2回、今月1日と2日にも奄美沖のEEZ内で同様の活動をしており、今回で5度目となる。
同保安本部によると、4日午前11時20分ごろ、調査船の活動を確認。海保が「日本の同意がない海洋調査は認められない」と無線で中止要求を行ったところ、午後0時15分ごろに地理的中間線を西側に通過し、EEZを離れた。