<楽天1−2オリックス>◇5日◇楽天モバイルパーク
3年目の楽天荘司康誠投手(24)が今季最終戦で意地の熱投を見せた。自己最長タイの9回を自己最多119球、6安打1失点。「前回に引き続きですけど、自分の状態うんぬんよりも、しっかり試合を作っていくっていうところができたゲームだったかなと思う」と冷静に振り返った。
初回。先頭のオリックス広岡にいきなり中前打を許したが、落ち着いていた。続く太田を右飛、最後は紅林を遊ゴロ併殺に打ち取り、6球で3つのアウトを奪った。2回に頓宮に先制打を浴びたが、尻上がりに調子を上げてテンポ良くアウトを奪っていった。
1−1の同点で9回のマウンドに上がる際はスタンドから「頑張れ、頑張れ、荘司」コールが起きた。「同点だったんで、絶対にこのまま9回を終えたいっていうふうに思ってたんで。ありがたい応援でしたし、自分個人としても、今シーズンの1つの目標として、9回投げ切るというか、120球近く投げたいっていう目標はあった」。最後は9回2死一塁で麦谷を三ゴロに抑え、役目を終えた。
9回を投げきるのは23年5月28日の日本ハム戦(楽天モバイルパーク)以来、自身2度目となった。「毎試合毎試合、このぐらいね、100球超えてもマウンドに立ち続けられるようにっていうのは、そういうピッチャーになりたいなっていう思いはある」と決意を込めた。
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