育成出身ルーキーの阪神早川太貴投手(25)が、CS登板をアピールする。6日に開幕するフェニックスリーグの韓国ハンファ戦(宮崎アイビー)の先発が濃厚。5日に他のナインと空路で宮崎入りした右腕は「ポストシーズンに向けて、自分の投球ができればチャンスもあると思う。変にプレッシャーを感じずにやりたい」と気合を入れた。藤川監督が指揮を執る一戦で1発快投を目指す。
くふうハヤテから入団した今季は、2軍戦17試合で8勝1敗、防御率2・83の好成績を収め、7月に支配下昇格。1軍でも登板3試合11回1/3で防御率0・00と快投を続け、15日に始まるCSファイナルステージ(甲子園)の先発候補に残った。相手はDeNAか巨人かが未定の段階で、今季巨人戦の登板はないが、DeNAにはめっぽう強い。8月27日に5回無失点でプロ初先発初勝利を収め、9月19日も6回無失点で無傷の2連勝。相性は抜群だ。
「1軍でいろいろ反省点も出て練習の中で取り組んできた。あとは試合でどうできるか。リスクのないピッチングをもっとできるように内容も意識しながら、でも結果も大事にしたい」
フェニックスリーグ出場は2年連続。昨年はくふうハヤテ所属でNPB12球団入りに向けてアピールした。「去年はドラフトに向けてやっていた。意味合いは多少違う」。育成3位入団からシンデレラストーリーを駆け上がる右腕が、1年ぶりの宮崎で成長した姿を見せる。【塚本光】
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