《『推しの子』二の舞の不安…》木村拓哉、『教場』映画版がNetflix独占に「見たくなくなる」

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2025年10月06日 19:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

実写版『【推しの子】』撮影中の櫻井海音(写真左)と『教場』撮影中の木村拓哉

 木村拓哉が主演を務め、高視聴率をマークした人気ドラマシリーズ『教場』(フジテレビ系)の映画版が、2部作として公開されることが決定した。

 前編となる映画『教場 Reunion(リユニオン)』は来年1月1日より、Netflixで配信を開始。後編となる映画『教場 Requiem(レクイエム)』は2月20日より全国の映画館で公開する。

木村拓哉『教場』前編はNetflixで公開

 同名の警察ミステリー小説が原作。木村は白髪まじりの髪型で右目が義眼という冷酷無比な鬼教官を演じ、新境地を開拓した意欲作だ。

'20年にSPドラマとして第一弾、'21年に第二弾が放送。高視聴率を受け、'23年には連続ドラマ化されました。'24年にもSPドラマで続編の話が進められていたものの、木村さんが脚本に納得がいかず、一度は白紙になったと報じられています」(テレビ誌編集者)

 今年5月に映画化されることが公式発表され、今夏に撮影が行われていた同作。公開を待ち侘びるファンも多かったものの、前編がNetflixで配信という形になったことで不満の声も上がる結果に。

《2作とも劇場の大きなスクリーンと整った音響環境で見たかった…》

《なんで教場前編ネトフリ限定なんだろ。普通に映画館でやってほしい。これで後編みたくなくなる。独占とか最悪》

 新たな試みに期待する人もいたものの、映画ライターは「実写版『【推しの子】』の二の舞になるのでは」と不安視する。

社会現象を起こした同名の人気漫画が昨年実写化されましたが、Amazonプライムビデオ(以下、アマプラ)でドラマを放送したあとに、劇場版を公開するという流れでした

 ドラマ版は再現度がすごいと評価が高かった上、劇場版もドラマ版を見ていない人でもストーリーが分かる構成になっていたものの、映画ランキングでは初登場7位。興行収入は45日間で5億7748万7320円と、話題性のわりに苦戦する結果に。

コロナ禍で動画配信サービスが定着したとはいえ、誰でも無料で見られる地上波ドラマと比べると、分母がまだ少ないですからね。アマプラ会員しか視聴できないドラマを見た後、さらに劇場にも足を運ばせるとなると、まだまだハードルが高いですよ」(同・映画ライター)

 もともと地上波ドラマで放送された『教場』はさらに厳しい結果になるのでは? という予測も。

日本テレビ系のドラマが一時、“続きはHuluで”と系列の動画配信サイトで続編を放送する手法を取っていたものの、批判が絶えませんでした。地上波ドラマファンの中には、有料の動画配信サイトに加入することにまだ抵抗感のある人も少なくない。『【推しの子】』でさえここまで苦戦したのに、前編と後編を有料かつ異なる方法で公開して大ヒットさせるのはかなり難しいでしょう」(テレビ局関係者)

 日本の会員数が1000万人を超えたと言われているNetflixだけに、現在加入している人が劇場に足を運ぶだけでも、ヒットしそうなものだが……。

Netflixなど動画配信サイトのヘビーユーザーは目が肥えているので、日本の地上波ドラマの映画版を見るためわざわざ劇場に足を運ぶ人はそう多くないのでは。それこそ“後編はNetflixで配信されてからでいいや”と思うユーザーの方が圧倒的な気がします」(前出・映画ライター)

 邦画実写作品の歴代1位となる『踊る大捜査線』シリーズなど、数多くのドラマの映画化を成功させてきたフジテレビだけに、『教場』での新たな試みも成功するといいがーー。

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