
今日7日、北海道の利尻山で「初冠雪」を観測しました。平年より4日遅く、昨年よりも15日遅い観測です。富士山よりも早く、昨年同様に全国でシーズン初めての初冠雪となりました。
今朝は冬の便り続々と
北海道の上空には山で雪を降らせる目安となる寒気が流れ込み、昨日6日に標高の高いところでは雪が降りました。また今朝にかけてはよく晴れ、放射冷却が強まり冷え込みました。最も気温が下がったのは宗谷地方の稚内市沼川で-2.0℃、そして上川地方の上川町でも−1.9℃など今シーズン初めての「冬日」になったところが多く、冬の便りが続々と届きました。
初冠雪とは
初冠雪とは、8月1日から翌年の7月31日までに山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで、白く見えることを言います。
初冠雪は初雪とは違い、麓の気象台から山の山頂付近が雪などで白く見えることが条件です。山に登って、雪が降っていることが分かっても、初冠雪とはなりません。
また、麓から見えることが条件で、山にいくら雪が積もっていても、雲に邪魔されて見えない場合も初冠雪にはなりません。遠くから見えるくらいの雪が積もり、その後、晴れて、麓から確認できたときに、初冠雪となります。
なお、富士山の初冠雪は、「一日の平均気温が、その年の最も高い日」の後に、山頂付近が雪などによって白く見える様子が、麓の気象台から見えたことが、観測の条件です。
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