とあるイベントでの仮装に卒塔婆を取り入れようと考えた、Xユーザーの「高嶺」さん。
弟に協力を頼んだところ、想像以上の“呪物”が完成してしまいました。しかも制作工程にはかなりゾッとする内容が含まれており……。
高嶺さんがこのほどXに投稿したのは、リアルな卒塔婆の画像。
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壁に立てかけられた4基の卒塔婆には梵字が刻まれ、どれもほどよく色褪せたりくすんだりしています。ついさっき墓地から引き抜いてきましたと言われても納得してしまいそうなほど、リアルな見た目です。
さらに驚くのが、塗装の工程。担当した弟さんいわく「コイツら塗られてる間にちゃんと本当にあった呪いのビデオとか見せといたから」とのこと。
そこまで来るともう制作というより、儀式です。
このあらゆる意味で完成度の高い卒塔婆の画像はXで6万件以上のいいねを集め、リプライ欄には「誰が本物を作れと」「本物の呪いのアイテムと化しそう…」「『卒塔婆、呪いのビデオだよ』ってことですか」などと、弟さんの本気度に驚愕する人が続出しています。
出来上がった卒塔婆を受け取った高嶺さん自身、ここまでの“完成度”は予想していなかったそうで「オレ、これ背負うの、、、?」「色彩や雰囲気は参考資料ですり合わせ、僕からお願いしましたがオプション(ホラーを見せた)が怖すぎて笑」と話しています。
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この卒塔婆は、10月25日に東京・高円寺で開催されるイベント「東京百鬼夜行」で使う仮装のために制作したもの。
イベントで高嶺さんは「今は名前も顔も思い出せなくなった最愛の人を探し彷徨う幽霊」をコンセプトに、僧侶風の仮装を予定。確かに卒塔婆が似合いそうな仮装です。
卒塔婆の制作は造形を高嶺さんが、文字入れを友人が行い、最後の塗装の部分を弟さんが担当したそう。
あまりにリアルな卒塔婆は本職の仕業かと疑ってしまいますが、高嶺さんいわく、弟さんは暇な時間には自室でホラー映像を見続ける「ただのホラー好き」。木製の造形物を手掛けるのは今回が初めてとのことです。
ただ趣味でプラモデルの塗装をしていた時期があり、そのときから塗装については並々ならぬこだわりがあったもよう。それにしても卒塔婆の黒ずみ方はこだわりの域を飛び出し、執念に近い何かを感じさせます。
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そして気になるのが「塗られてる間にちゃんと本当にあった呪いのビデオとか見せといた」と、制作途中で卒塔婆に情操教育を施している点。
高嶺さんによれば、弟さんは塗装作業時間にBGM代わりにホラー映像を流し続けていたそうです。
筆者はもう少し儀式的に「真っ暗な部屋に卒塔婆を封じ込め、ブラウン管テレビの荒い画質でホラー映像を延々流し続ける」というような光景を想像していたので、思っていたよりは禍々しくなくて、安心しました。
しかし詳しく話をうかがうと高嶺さんは「僕の体質なのか定かではありませんが、自分の衣装合わせをした際に謎の湿疹が出ました」と話しています。
……やっぱり全然安心できないかもしれません。
<記事化協力>
「高嶺」さん(@reirei_13_01)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025100702.html
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