「任天堂で遊ぼう」――誰かにこう誘われたとき、人は何のゲーム機を想像するでしょうか。ファミコン、64、ゲームキューブ、Wii、Switch……頭に浮かぶ機種は世代によってさまざまでしょう。
しかしXユーザーの「kako」さんの実家で出てきたのは、そのいずれにも当てはまらないゲームでした。
このほどkakoさんがXに「母と姉が『任天堂で遊ぼう!』って言うから、Switchが来るのかと思ったらこれきた」というコメントを添えて投稿したのは、年季が入った百人一首かるたの箱の画像です。
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なんだか知ってる任天堂とチガウ……と思いつつ箱の隅に貼られたラベルをよく見ると、確かに「任天堂」の文字が入っています。
日本を代表するゲーム機・ゲームソフトのメーカーとして知られる任天堂ですが、その始まりは花札の製造。そのほかにもトランプやかるたの製造を現在に至るまで手がけており、アナログゲームのメーカーとしてもよく知られています。
kakoさんも子どものころ、姉とともに百人一首の箱を見て「任天堂って書いてある!」と発見。両親から「ゲーム機の任天堂と同じ会社だよ」と教えてもらったとのことです。ゲーム機から任天堂を知った子どもなら、全員が通る道かもしれません。
今回投稿された画像に写っている百人一首かるたも、そんな任天堂が発売したアナログゲームの1つ。
実家で家族と食事をしたあと、ひと心地ついていたときに「家族もそろってるし、何かゲームでもしようか」という流れで出てきた、このかるた。
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kakoさんの母が学生時代にお小遣いで購入したもので、昔から実家では定番の遊びとして親しまれていた大切な品だそう。
予想とは異なる、しかし紛うことなき任天堂の製品を取り上げたkakoさんの投稿は13万件超のいいねを獲得。引用欄にはXユーザーの自宅にあるさまざまな“任天堂”の画像が投稿され、花札、将棋盤、麻雀牌など普段はあまり目にしない任天堂製品が続々と集まりました。
kakoさんは百人一首に始まり、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、DS、Switchと任天堂のゲームに囲まれて育ってきたと話し「これからも任天堂を大切にします」としています。
時代とともに遊びの形は変わっても、人を楽しませ続ける姿勢は変わらない。任天堂の歴史と魅力を改めて感じる投稿でした。
〈記事化協力〉
「Kako@3y&10m」さん(@Kakoyougo)
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(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025100705.html
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