限定公開( 1 )
ポリカーボネート板で雑草は枯れるのか、夏場に3日かけて実験した結果がYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で3万6000回以上再生されています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「テロルの小屋暮らし田舎暮らし」の「森のテロル」さん。2013年に山林を購入し、自身の手で建てた小屋での田舎暮らしを発信しており、以前には夏の猛暑日に車道でうずくまっていた子猫を保護して話題になりました。
今回は、8月下旬に行った庭での実験をまとめています、使うのは、10年以上前に購入した透明なポリカーボネート板。当時は小屋の天窓として使っていたため、サイズは1820×910ミリと大きめです。これを雑草の上に置き、しっかり重りをのせて密閉に近い状態にして様子を見ていきます。
併せて、黒いビニール袋でも同様の方法で雑草対策にならないか試しました。森のテロルさんは「透明のポリカよりも黒いビニールのほうが熱くなっていいんじゃないか」と考え、比較しやすいようにポリカーボネート板のすぐ隣に設置しています。
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すると24時間がたった翌日、ポリカーボネート板を置いた場所の雑草は黄色く変色していました。中を確認すると、一部の根元には緑色が少しだけ残っていたものの、ほとんど枯れている状態です。
一方、黒いビニールで密閉状態にした場所は全く変化がなく、森のテロルさんは「あ、うそ!」「え、え……無傷だ」と驚きました。重しにしていた棒はかなり熱くなっていましたが、中は蒸されている様子もありません。効果がないことが分かり、「勉強になった」と黒いビニールでの実験はこれで中止することにしました。
この結果を受け、透明なポリカーボネート板の置く場所をずらしながら使っていくことにします。さらに翌日に新しく置いた場所を確認すると、予想通りバッチリ枯れていました。ただし、朝の10時時点ではまだ雑草は緑色だったそうで、そこから正午までの約2時間で一気に黄色く変化したとのことです。
追加実験として、今度はステンレスのフタを雑草の上に置いたら変化があるか確認することにします。「熱々になるんでもしかしたら……」と考えた森のテロルさんでしたが、黒いビニールと同様にこちらも雑草を枯らす効果はないという結果で終わりました。
実験を始めて3日後はこれまでのようにカンカン照りではなく、この後に雨が降り出すという空模様です。直射日光が当たっていないこの日のポリカーボネート板と地面の間の温度を測ると「48度ぐらい」とのことで、普段よりも少し低い様子。
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もちろん、前日から設置していた効果もあると思われますが、ポリカーボネート板の下の雑草は黄色くなっており、これまでと同じように枯れているのが確認できました。
この日はもう1つ、サイズが小さい透明なポリカーボネート板を使い、重りをのせずに置いておくだけという方法を試していますが、こちらはあまり変化が見られませんでした。このことから森のテロルさんは「やっぱり(重りで)押さえないといけなかったんですかね」と、しっかり密閉して蒸すことが大事なのかもしれないと話しました。
なお、今回の検証結果は暑い時期ならではの結果だと思われます。なるべく気温が高く、太陽が出ている時間に試すほうが効果は得られそうです。
ポリカーボネート板を使って雑草を枯らしていく様子に、コメント欄では「すごい効果ですね」「透明ポリカで草枯れるんですね。面白い」「これは使えそうですね……実験ありがとうございます」「黒ビニールの効果は意外でした」「私も黒ビニールのほうが熱くなって良さそうと思っていましたが、違うみたいですね」「植物は蒸れが天敵なので、温室効果+蒸れで枯れているのだと思います」「ビニールハウス用のビニールを使うと、もっと効率的で、真夏なら2時間で枯れるよ」「いいこと、知った! やってみます〜」といった声が寄せられています。
この動画の後半では、森のテロルさんが以前に保護した子猫の「サバタ」ちゃんが大きくなった姿を見ることができますよ! 小屋暮らしの日常はYouTubeチャンネル「テロルの小屋暮らし田舎暮らし」、Instagram(@morinoterror)、X(@morinoterror)、noteで発信中です。
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動画提供:YouTubeチャンネル「テロルの小屋暮らし田舎暮らし」
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