【宝塚】大路りせが2回目の新人公演主演 トップ桜木みなとに背中押され「幸せいっぱい」

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2025年10月09日 21:48  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

「PRINCE OF LEGEND」新人公演で主演を務めた大路りせ(右)と風羽咲季(撮影・阪口孝志)

宝塚歌劇団宙組のミュージカル「PRINCE OF LEGEND」新人公演が9日、兵庫・宝塚大劇場で上演され、入団7年目105期生の大路(おおじ)りせが23年の「カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜」以来、2回目の主演を射止めた。相手役は風羽咲季(かざはね・さき)が務めた。


「PRINCE−」(脚本・演出、野口幸作氏)は22年の「HiGH&LOW−THE PREQUEL−」に続く、LDHとのコラボ作。「第10回 伝説の王子選手権」で伝説の王子の座を目ざす大財閥の御曹司、朱雀奏(すざく・かなで)を演じた。聖ブリリアント学園理事長、実相寺光彦役の朱涼(あかね・りょう)から冠をグリグリかぶせてもらい笑いを誘うなど、ラブコメディーらしく、笑いのあふれる公演になった。


終演後のカーテンコールでは、堂々とした姿で「桜木みなとさん率いる新生宙組で、このような立場をいただきましたこと、どれほどありがたく幸せなことかと心の底から感じています」とあいさつ。ファン、関係者に感謝を述べながら、「新人公演メンバーの真剣に向きあう姿に私もたくさん力をもらい、みんなで作り上げることができました。私たちにとっても、これからの宝塚人生の1歩につながる舞台を作り上げられるよう全身全霊で学び、精進していまいります」と誓った。


報道陣の囲み取材にも応じた。


トップ桜木からは「とにかく楽しんで。思い切り伸び伸びと大路りせを見せつけてこい」とアドバイスをもらったといい、「心から幸せで楽しめた舞台は今日が初めて。幸せいっぱいでした」と、2回目の新人公演主演の喜びをかみしめた。


一方、新人公演初ヒロインとなった風羽は「プレッシャーも感じた」と言いながらも、本役の春乃さくらや上級生からもらった「楽しんで舞台に立って」というアドバイスを生かし、「その言葉を信じて、舞台に立って演じることを楽しもうという気持ちで頑張りました」と笑顔を見せた。


東京宝塚劇場は12月4日に予定されている。

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