
一見平等に思える割り勘も、お酒を飲む人と飲まない人の間では捉え方が異なるものだ。投稿を寄せた60代女性(東京都)は、自身は「全く飲めない」といい、それゆえ「酒豪」の友人との飲み会ではいつもモヤモヤを抱えているという。(文:湊真智人)
ある日の飲み会では、女性は「烏龍茶2杯」のみ注文したのに対し、友人らは「ビールから始まりボトルを入れるまで」飲み続けた。そして会計の段になったのだが……
「さすがに端数分(百円単位)くらいはオマケにしてくれるかなと思いきや、キレイに割り勘。 驚きます」
「考えて飲めとは言わないけれど気が付かないかな」
女性の負担額は「端数分のオマケ」があっても足りなかっただろうが、それすらも無視した友人たち。以後女性は「ランチは行きますが、飲み会には行かないことにしました」と書いている。
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やむを得ない決断だが、一方で、友人関係を維持するためには残念なのが本音ではないだろうか。投稿末には
「細かいかもしれませんが、烏龍茶よりまずアルコールの方が高いし、考えて飲めとは言わないけれど気が付かないかな。考え方が違うのでしょう」
と「酒豪」へのぼやきが書かれていた。
ごくたまに気を遣ってくれる人がいると「それだけでとてもいい人に感じてしまう」
また、30代女性(東京都)は先の女性同様、お酒を好まないという。そこで事前にそれを伝えた上で、「飲み放題ではない居酒屋」での飲み会に出席した。ほかの出席者は「たくさんお酒を飲む友人たち」だったという。
「その日はソフトドリンクを1杯しか飲みませんでした。友人たちはお酒を1人5杯以上は飲んでおり、締めに日本酒も頼んだりと明らかに料金差がありました」
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合計額は相当なものになっただろう。しかし女性の飲食量は考慮されず、会計はしっかり割り勘だった。女性は「複数人で飲む時は仕方ないといつも諦めています」と明かす一方、稀に別の展開もあるという。
「ごくたまに気を遣ってくれる方がいると、それだけでとてもいい人に感じてしまいます」
楽しい席で不快な思いをさせないためにも、お酒を飲んだ側の積極的な気遣いが大切と言えるだろう。
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