台風23号 明日12日は強風・高波に注意 13日は再び伊豆諸島で暴風に厳重警戒

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2025年10月11日 17:54  日本気象協会

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台風23号の接近に伴い、明日12日にかけて沖縄と奄美、九州南部では、強風や高波、落雷に注意が必要です。その後、台風23号は、13日(月・祝)に、暴風域を伴って伊豆諸島にかなり接近する恐れがあります。伊豆諸島では、暴風に厳重に警戒し、高波や土砂災害などにも警戒してください。

今日11日夜〜12日 大東島や奄美、九州南部は高波・強風に注意

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台風23号は、今日11日午後3時、奄美大島の南東の海上を北東に進んでいます。中心の気圧は994ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルです。明日12日午後3時には暴風域を伴って四国沖に進み、13日(月・祝)午後3時には関東の南東に達するでしょう。その後は、温帯低気圧に変わり、14日(火)午後3時には日本のはるか東に離れる見込みです。

沖縄本島地方や大東島では、明日12日にかけて、うねりを伴った高波、落雷に注意するとともに、大東島では今夜は強風にも注意が必要です。

奄美地方は、今日11日夕方、すでに風速15メートル以上の強風域に入っている所があります。今夜は強風に注意するとともに、明日12日にかけてうねりを伴った高波、落雷にも注意してください。

鹿児島県の種子島・屋久島地方は今日11日の夜から明日12日朝にかけて風速15メートル以上の強風域に入る所があるでしょう。大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨が降る所もある見込みです。強風やうねりを伴った高波、落雷に注意が必要です。薩摩地方では、落雷や激しい突風に注意してください。

13日 伊豆諸島では暴風に厳重警戒

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台風23号は、13日には暴風域を伴って伊豆諸島にかなり接近する恐れがあります。

伊豆諸島では、前回の台風22号の記録的な大雨で地盤の緩んでいる所があり、台風23号の接近前から土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に注意・警戒が必要です。また、12日夜から13日にかけては、うねりを伴い大しけとなる所があるでしょう。13日は、飛来物によってけがをしたり、走行中のトラックが横転する恐れがあるほどの猛烈な風が吹く所がある見込みです。不要・不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど、暴風に厳重に警戒してください。塩害にも注意してください。

また、明日12日夜から13日(月・祝)にかけて、三浦半島の東京湾側では高波に注意・警戒してください。

【風の予想】
12日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
伊豆諸島 25メートル(35メートル)

13日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
伊豆諸島    30メートル(45メートル)
関東地方の海上 17メートル(30メートル)

台風接近前に暴風などへの対策を

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台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。

1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。

2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。

3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

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  • もう今年台風は腹一杯なので要らないww
    • イイネ!9
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