同展は、日本の写真表現が近年国際的な注目を集めている一方、その代表として紹介される写真家が男性に偏りがちだったことを受け、女性写真家に光を当てることを目的として企画。同テーマを掘り下げる大型書籍「I’m So Happy You Are Here」(英語版・仏語版)の刊行に合わせて、昨年夏にアルル国際写真祭で展覧会を開催したことを皮切りに世界を巡回し、いずれも高い評価を受けてきた。
会場では、狭義の「写真」という枠組みを超えて、インスタレーション、コラージュ、映像などを含む多様なアプローチによる作品を約200点展示。日本凱旋を記念し、日本の写真を表現するメディアとして独自の進化を遂げた印刷文化にも焦点を当てる。