
秋は深みのあるカラーが映える季節。40・50代になると肌のくすみが気になり、秋色を取り入れるのをためらう方も多いのではないでしょうか。
しかし秋色こそ、色の選び方やのせ方を少し工夫するだけで、肌を明るく見せて血色感をアップし、若々しい印象に仕上げてくれるんです。
コスメコンシェルジュの筆者が、大人の肌を明るくいきいきと見せる“秋色血色メイク”のポイントをご紹介します。
アイメイクはモーブピンクでくすみをカバー
アイシャドウ
|
|
秋らしい深みを感じさせつつ、肌のくすみを自然にカバーしてくれるモーブローズ。
ほんのり赤みを帯びたローズカラーは、目元に血色感をプラスしてくれるので、まぶたをふんわりと明るく見せてくれます。
単色アイシャドウなら複数の色を重ねなくても仕上がるので、時短になるのはもちろん、色の組み合わせに迷わず“抜け感のある大人の目元”をつくれるのが魅力。
シンプルなのに、洗練された印象を演出できます。
|
|
上まぶたは、大きめのブラシでアイホール全体に薄く広げたあと、指先で二重幅に少しだけ重ねて深みを足します。
下まぶたには小さめのブラシでのせ、ほんのりとした影を出すと立体感が生まれます。
アイライン&マスカラ
アイシャドウを塗ったら、ブラックのアイライナーとマスカラで、目元をきゅっと引き締めましょう。
|
|
アイライナーは、リキッドよりもやわらかく自然に仕上がるペンシルタイプがおすすめ。
ラインは太く描きすぎず、まつ毛のすき間を埋めるように細く引くことで、ナチュラルに目力をアップできます。
仕上げのマスカラはブラックを選び、根元からスッと持ち上げるように塗るのがポイント。まつ毛にハリが出て目元がパッと華やぎます。
自然な血色感を引き出すチークを使う
チークは赤みを抑えたシナモン系を選びましょう。大人の肌になじみやすく、自然な陰影と血色感を添えてくれます。
入れる位置は、頬骨より少し高め。
ブラシをやや引き上げるように動かすと、フェイスラインがきゅっと上がって見え、若々しい印象に。軽やかにサッとひと塗りすることで、透明感のあるヘルシーな仕上がりが叶います。
リップはツヤ感を重視する
仕上げはツヤ感たっぷりのベージュリップを。落ち着いた色味なのに、みずみずしいツヤのおかげで顔全体がパッと明るく見えます。
塗るときは、まずラフに直塗りしてから指でポンポンとなじませるだけでOK。
さらに、唇の中央に重ね塗りすれば、ふっくらとした立体感とツヤが加わり、大人っぽさの中にほんのり可愛さもプラスできます。
40・50代のくすみ肌を明るく見せる、秋色血色メイク術をご紹介しました。深みのある秋色も、血色感を意識した色選びと塗り方をすれば、若々しい印象へと導いてくれます。季節感を楽しみながら、自分らしい表情をぜひ引き出してみてくださいね。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)