演歌歌手真田ナオキ(35)が13日、東京・浅草公会堂で、デビュー10周年&メジャーデビュー5周年記念コンサート「2025浅草秋の奏で」を開催した。
毎年恒例の浅草コンサートだが、今年は周年も重なり13、14日の2日間開催となった。「メチャクチャうれしいけど」としつつも、「初挑戦のピアノの弾き語りが…」と苦笑いした。
同コンサートでは常に“初挑戦”を披露してきた。昨年は殺陣、一昨年はロカビリーに挑戦。今年、スタッフからは中国拳法を提案されたが、「音楽によった挑戦で、やってみたかったのがピアノ弾き語りだった」と明かした。
自らの要望で挑戦したピアノ弾き語り。だが、2カ月半前は、「ドがどこか分からないくらい」の“ド”初心者だった。「そんな状態だったので、曲はなじみがあるほうがいいと思って、学生時代から好きだった尾崎豊さんの『OH MY LITTLE GIRL』にした」と選曲理由を明かした。
この2カ月半は“特訓”だった。「折り畳みの鍵盤を持ち歩いていたし、時間があればスタジオで練習。頭にピアノ、ピアノがよぎった2カ月半だった」。
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「リハーサルでも間違えて…」と不安を残した。“だが、そこはプロ!”とはいかないのが、現実。本番ではピアノを2度間違え、3度目の挑戦で無事歌いきると、会場からは温かい拍手が送られた。
それでも、「ピアノは楽しいので、今後も続けたい」とほほ笑んだ。「演歌歌謡の大先輩、河島英五さんの作品は挑戦したい」と意気込みつつ、「いつか、クラシックが1曲弾けるようになりたい。何となくかっこいいのでモーツァルトとか…」と大いなる野望も語った。
節目となる今年。目標はNHK紅白歌合戦の初出場だ。昨年、演歌歌謡曲仲間の新浜レオン(29)が初出場した。「悔しさもあった」と正直な気持ちを吐露。だが「それ以上に、僕らにもチャンスがあるんだと思った」と前向きに捉え、「今年は自分が出ます!」とファンに約束した。
この日、弾き語りに加え、今年発売した「Nina(ニーナ)」「一匹狼のブルース」の2曲の新曲など全24曲を歌唱し、満員御礼となったファンに元気を送った。
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